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痴漢の巣窟書店 −特急列車添乗員―
【痴漢/痴女 官能小説】

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第9話 OLの凌辱願望-1

 女子大生の美緒が華乃と共に、ワゴンで運ばれて廻され始める直前に、もう一人の獲物にも陥落の時が迫っていた。
 23歳のOL−嗣美《つぐみ》は、女性添乗員に配られたお茶を飲んだのだが、そこに仕込まれていた利尿薬の影響で、列車内のトイレに向かった。美緒が座席の上で涌井に犯されている頃の事だ。
 トイレに設置されているトイレットペーパーには、塗布型の媚薬が吹き付けられていた。股間に塗り付けられると、その部分が、かゆみ止めを塗ったようにスースーして来て、極度に敏感になってしまうものだ。歩く時の摩擦や振動だけで、電撃のような快感が身体を駆け抜けてしまうようになる。
 トイレには、吸引タイプの媚薬も充満していた。陽子がタイミングを見計らい、嗣美がトイレを使う直前に、霧吹きで媚薬をトイレ内に吹き付けておいたのだ。
 嗣美の座席も隠しカメラで監視されていたから、そこからの映像でトイレに向かうタイミングは察知出来るので、そういったことが陽子に実施可能となったのだ。
 トイレで用を足して出て来た時、嗣美は完全に媚薬の影響下にあった。排尿の後、媚薬の吹き付けられたトイレットペーパーで局部を拭いたし、吸引タイプの媚薬もたっぷり吸い込んだのだ。
 トイレから座席に戻ろうと数歩進んだところで、強烈な快感が股間から全身へと走った。下着が股間に擦れるという、これまで一度も意識した事の無いような小さな刺激で、強烈な快感を覚えてしまうのだ。脚が床と接するという衝撃、そこから巻き起こる振動、そんなものまでもが、股間に快感を発生させている。
 嗣美は、思わず壁に手を付いた。壁といっても、それはドアだった。列車への乗降に使うドアだ。その中央には窓が設けられていて、走り去る田園風景を眺める事が出来る。座席の並んだ客室からは壁で隔てられた、連結部付近にある場所だ。乗客達の視線からは遮られた場所だ。
 嗣美はそのドアに体重を預け、視線を外の風景に彷徨《さまよ》わせながら、股間から突き上げる快感を堪《こら》えていた。
 頭もボーっとして来る。それも、媚薬の影響だ。思考が混濁して行く中で、エロティックな記憶が次々に想起されて来る。股間の疼きや、たった今全身を駆け回った快感と相まって、想起されたエロティックなイメージが恐ろしい程のリアリティーを伴って来る。
 嗣美には彼氏がいて、それなりに充実した性生活を送っていた。気持ちの良いセックスを、何度も経験していた。3日ほど前にも嗣美は、大好きな彼氏のペニスにズボズボとヴァギナを穿られ、3回の絶頂を寿いだばかりだ。
 そんな、彼氏とのセックスを中心にして、様々なエロティックな記憶が次々に、脳裏に浮かび、鮮明で生々しい実感として嗣美に押し寄せて来るのだった。高校時代の彼氏とのセックスも。ロストバージンは痛いだけだったが、4〜5回目くらいから、快感を覚え始めた。その彼氏とは大学時代に別れたが、100回を超える交わりを重ね、快感を貪った。
 社会人になって付き合い始めた今の彼氏が2人目で、実経験としてはこの2人だけの嗣美だったが、映画やドラマで見たラブシーンなど、エロティックな記憶はまだまだたくさんある。それらが次々に、嗣美の脳裏を掠め飛んで行くのだ。
 一通り彼氏とのセックスやその他の様々な記憶を辿り尽くすと、嗣美には別の記憶が蘇って来た。電車のドアに体重を預け、過行く外の景色を眺めているという状況が、別の記憶へと嗣美を誘ったのだ。
 嗣美は、通勤にもプライベートにもよく電車を利用していて、痴漢に遭う事も日常的だった。ドア付近に立つことになった時には、かなりの確率で痴漢に狙われた。
 小柄で華奢な体格で、見るからに気の弱そうな嗣美は、痴漢の格好の的になるのだろう。その嗣美が、犯行に及び易いドア付近に立っていたら、痴漢にしてみれば、放っておくことなど出来無い存在だ。
 だから、走行中の列車の中で、ドアに体重を預けて外を眺める状態から痴漢を連想する事は、嗣美にとっては自然な事だった。
 そして嗣美は、痴漢されて快感に陥ってしまった事が、何度かあった。今、股間が疼き、歩くだけで快感を覚え、混濁した思考でエロティックな記憶を次々に想起している嗣美が、痴漢で快感を覚えてしまった時の記憶を甦らせてしまうのも、ごく当然の事なのだ。
 嗣美は、たいていの場合、痴漢に襲われてもすぐにその場を立ち去り、逃げてしまうようにしていた。少々混みあっていて、移動が困難な場合でも、強引に人と人を掻き分けて痴漢から逃げてしまうのだ。
 痴漢を取り押さえるとか、大きな声を出すとかいう度胸は持ち合わせていない嗣美だが、痴漢にあったら無理矢理にでも直ぐに逃げ出す、という形で対処していて、たいていは深刻な被害を避ける事が出来ていた。
 だが、何度かそれに失敗した事があった。痴漢に快感を覚えてしまい、かなり恥ずかしく屈辱的な程に、そのカラダを愉しまれてしまったのだ。
 ある時は、彼氏とのデートの直後だった。その日も、デートの最後には気持ちの良いセックスが待っているものだと思い、嗣美は心を躍らせ、股間を湿らせていたのだ。昼間、彼氏と遊園地のアトラクションを楽しみながらも、その後のセックスを妄想して、嗣美の股間はぐっしょりと湿っていたのだ。
 だが、デート後半に彼氏の会社から急に電話が掛かって来て、デートは突如中断され、彼氏は会社に向かってしまった。
 気持ちの良いセックスを心待ちにして、すっかりカラダが出来上がってしまった状態でデートを中断され、嗣美は一人で、帰りの電車に乗ることになった。そこで痴漢に襲われたのだ。


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