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美少女 羞恥徹底
【学園物 官能小説】

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修学旅行とお風呂と陰毛禁止-2

 恵理子の学校の修学旅行先は九州だ。初日は福岡を訪れた。けれども夜のお風呂の時間のことが気になって仕方がなく、彼女は旅行を楽しむどころではなかった。無邪気にはしゃぐ同級生たちが、どんなに羨ましかったかわからない。

 そして1日目の旅程が終わり、宿泊先の旅館に入る。恵理子にそこは処刑場のようにすら思えてきた。とうとう3年A組の女子の入浴時間になり、ぞろぞろと脱衣室に入っていく。

 同性しかいないこの場で、さして恥ずかしがりなどしていない子も少なくない。みんな次々に全裸になっていく。タオルで前を隠すようにはしていても、お互いにひらりとめくって大事な所を晒しあうような光景もあった。


 思春期ただなかの少女たちの常、こういうめったにない機会だからこそ、お互いのからだの話題で盛り上がる子も多い。胸のふくらみ具合や、スタイル。当然のように、アンダーヘアの生え具合について品評し合う声も聞こえてくる。

「明菜ってホント大人ね」
 テニス部の木津明菜さんはもう大人の女の人と変わらないほどのからだつきで、バストも大きいけれど陰毛だってとても中学生とは思えないぐらい濃い。それを隠そうともしておらず、むしろ誇らしげだ。

 今でも小学生に間違われることがある小柄で童顔の小田沙穂ちゃんだって、ちらりと見たら立派に生えていた。そんなに薄くもなくて、周りの子にびっくりされている。
「結構生えてるんだ。意外!」
「もう、バカにしないでよね」

 せめて一人でも「仲間」がいればと期待して、恵理子は他の女の子たちに目をやってみたが、まだかなり薄目の子ならそれなりにいても、中学3年生にもなれば、まったく発毛していない子なんてクラスには他に一人もいないみたい……。

 こんなところで無毛の下腹部を見られたらどう思われるか、恵理子にはますます気になってきた。それでも、ここで裸になるのを躊躇っていたらいよいよ変に思われそうな気がして、周りに流されるように服を脱ぎ、ともかく下着姿にまではなった。そんなところで、仲良しの松谷ゆかりも含めた何人かが彼女のことを褒めてきた。
「恵理子って、やっぱり細くてスタイルいいね」
「肌、真っ白でほんとキレイ!」

 それとともに他の同級生たちの注目も恵理子のからだに集まった。自分ではそんなに意識していなかったとはいえ、1年生の頃から学校でも有数の美人として評判になっている彼女だから、むしろ当然だろう。恵理子はいよいよ裸になるのが恐ろしくなった。

 ブラジャーまでは取ったが、これ以上は躊躇われる。このまま時間が止まってほしいぐらいだ。
 パンティを履いたまま入浴しようかとも考えたが、そんなことをする子は他に誰もいない。かえって不自然に思われそうだ。彼女はタオルで前を隠してパンティを脱ぎ、入浴中もそのままなんとかやり過ごそうとした。

 だがそのぎこちなく、おずおずとした様子は、どうしてもクラスメートたちの目に留まる。自然と顔も赤くなっているからなおさらだ。彼女らからすれば、ピュアな恵理子が、同性の前でも全裸を見せるのを恥ずかしがっているだけだと見えたことだろう。


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