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美少女 羞恥徹底
【学園物 官能小説】

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修学旅行とお風呂と陰毛禁止-1

 ゴールデンウィークも近づいた4月下旬のある日、朝の学活で今年の担任になった英語の内藤先生が言う。
「6限のホームルームでは、修学旅行のことを話し合いましょう」

 ようやく村上への「失恋」の悲しみも和らぎつつあった頃だ。修学旅行と聞いて、恵理子は期待に胸を弾ませた。前々から楽しみにしていたイベントだ。
 あの沼口も今までだって大事な学校行事の時は呼び出さないでいてくれたから、このときぐらいそんなことも忘れて、思いっきり楽しめそうだわ……。

 そう思いかけたとき、ふと嫌な予感が頭をよぎった。
 修学旅行の夜には、クラスの子たちと一緒に大浴場で入浴することになる。当然、みんなの前で裸にならなければいけない。そうしたら、下半身の秘密を知られてしまう……。
 中1ならまだしも、中学生でも3年生にもなればまだ生えていないで済むとは思えない。それで他の女子たちからどんな目で見られるかわからないし、男子にバラされでもしたらもっと酷い。最悪の場合、もしかしたら沼口とのことがバレてしまうかもしれない。

 前から楽しみだった修学旅行が、恐ろしい辱めの時のように思えてきた。
 その日の晩、お風呂に入って自身の無毛の秘裂を見て、いよいよ気になってくる。

 その後すぐ、昭和の日に沼口からの呼び出しが入っていた。
「パイパン検査、純潔検査、よし」
 いつものように裸にされ、下半身のチェックをされたとき、恵理子はその姿のまま懇願した。

「お願いです。来月の修学旅行の時、クラスの子たちと一緒にお風呂に入るんです。そのときだけでも、恥ずかしいのでここをツルツルにしないのを許してくれませんか?」
「駄目に決まってる。君のような可愛い女の子は、いつもパイパンでないといけないんだよ」
 あっさりと一蹴された。

「じゃあ、どうしたらいいんでしょうか……」
「自分で何とかすることだな。もちろん俺のことは絶対に言ったらダメだぞ」
 対応は完全に彼女に丸投げする沼口だった。今までさんざん恥ずかしいことはさせつつも、恵理子のことはそれなりに気遣ってくれることもあったのに、こんなときに限って何もフォローしてくれないなんて。

 それぐらい、彼の美少女のパイパンへのこだわりは強いということでもある。
「言っておくが、直前にチェックするからね。行くまでずっと伸ばしておこうとか考えても無駄だよ」
 そう釘を刺されてはどうしようもなかった。

 出発日が近づくにつれて、公開処刑のカウントダウンのようにすら感じられて、陰鬱な気分になってる。友達はみんな楽しみで、ウキウキしているというのに。

 先に親友のゆかりにだけはカミングアウトしておいて、なにかフォローを頼むことも考えたのだが、やっぱり恥ずかしくてできなかった。
出発の前々日に、呼び出されはしなかったが、予告されていた通りに処理の過程ごとスマホで画像を送らされた。毛根から脱毛して、あと2日で生え揃うわけがない。

 もはや完全無毛で臨む以外になくなった。
 ズル休みすることも頭をよぎったが、その言い訳など何も思いつかない。いっそのこと当日に急病にでもかかればいいのにとすら思ったが、もちろんそんなことはなかった。 


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