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美少女 羞恥徹底
【学園物 官能小説】

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修学旅行とお風呂と陰毛禁止-3

「女同士なんだもん、そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃない。ほーら!」
 そんなとき、クラスの中でもお調子者で悪戯好きな伊沢なつきが忍び寄ると、いきなりタオルをめくりあげてしまった。

 無毛の陰部が、クラスメートたちの目に晒される。あわてて隠そうとしたがもう遅かった。

「えーっ、恵理子ちゃんってツルツルなんだ!」
 なつきが恵理子のむき出しのワレメを指差して叫ぶと、駆け寄ってきたみんなの注視がそこに集まる。なつきに両手を掴まれて隠せない。さっきの拍子にタオルも取り落としてしまい、全裸だ。あまりの恥ずかしさに、恵理子は黙ってうつむくだけだ。

「ねえ、中3でもまだ生えてきてないの?」
 まさか沼口に剃らされているとは言えない。ただ頷くしかなかった。浴室の熱気で上気した頬が、さらに恥ずかしさに火照る。

「めちゃめちゃ可愛い!」
「なんかピュアって感じ」
 びっくりはされたが、クラスの子たちの反応は思いのほか好意的だった。馬鹿にするどころか、むしろ彼女の可愛さの一つとして受け入れたようだ。

 それどころか、「私もそうしてみようかな」なんて言い出したのは平永彩。クラスでいちばんのおしゃれ好きとして有名な子だ。
 大人の女性たちの間でも形を整えるにせよツルツルにするにせよ、アンダーヘアの脱毛はひとつのおしゃれとして普及し始めている。恵理子が使用を強制されているワックスだって、本来はそのためのものだ。彩などは中学生のうちからもう興味を持っていてもおかしくはない。

 だから実はそこまで恥ずかしいことではないのかもしれなかった。だが世の流行に疎い恵理子は、そんな事情はまるで知らない。恵理子は美少女でありながらおしゃれっ気はほとんどないというのは周知のことだったから、彼女が美容目的でパイパンにしていると解釈するようなクラスメートは、まず一人もいなかっただろう。
 あの沼口はもちろんアンダーヘア脱毛のトレンドは知っている。恵理子を恥ずかしがらせるため、そういう情報はわざと教えないでいただけだった。

 だからやっぱり恥ずかしくはあったけれど、最悪なことにはならなかった。2日目の長崎からは、恵理子もとりあえず普通に旅行も楽しめたのだった。

「ねえ、あれから彩が、一度剃ってみたんだって」
 旅行から帰って数日後、2人きりのときにゆかりがこんな話を持ってきた。ちょっと恥ずかしいけど、毛がないと確かに可愛く見えるし、結構気持ちいいと彩は話していたという。もうすぐ水着の季節だからと、他にもやってみようという子もいるらしく、なんでもゆかり自身も試すかもしれないという話だ。

 あの一件がA組の女子たちの間で妙な流行を作ってしまったのか、思春期の少女というのは異なものだ。真似する子が出てきたおかげでなおさら男子禁制の秘密になり、大元の恵理子のパイパンが男の子たちにバレる心配も完全になくなったとのこと。

「ちょっとやめてよ、ゆかりちゃん……!!」
聞いている恵理子の方が顔を真っ赤にして恥ずかしがるので、ゆかりは彼女に二度とその話を持ち出すことはなかった。その後にゆかりも本当に剃毛を実行したのかどうかは、聞いていない。


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