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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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佐川-2

それから、もう大丈夫です、と言って仕事に戻ろうとした華英を、マギーは帰す事にした。顔を見れば大丈夫ではない事は明らかであったし、仕事に集中するのが困難なのは当然の事である。今日はゆっくりとは行かないだろうが、明日からの仕事の為に休ませる事にした。

「さてと…」
マギーには大きな仕事が残っている。悔しいが元治からの証言で今まで分からなかった事が明らかになった。若菜に報告した所、今からこちらに向かうとの事だ。それまでに元治の証言をまとめておく事にした。

「まさか佐川健吾と佐川明子が兄妹だったなんてな。しかも佐川健吾と高島謙也が繋がっていたとは。俺たちはサーガ事件からずっと高島謙也に翻弄されていたって事か。」
デスクで仕事をするマギーに石山が話しかけて来た。
「いえ、3億円事件から、ずっとです。そんな奴が次期総理大臣候補とか、とんでもない話です。」
「全くだ。」
石山はマギーにコーヒーを手渡す。
「ありがとうございます。」
マギーはコーヒーを口にした。

「三島は大丈夫なのか?」
事情を聞いた石山は心配する。
「華英も優秀な刑事です。明日には取り敢えず気持ちを整理して普通に仕事はしてくれるでしょう。ただ、仇がはっきりとしてしまった以上、高島謙也に対して良からぬ考えを持っているでしょうから、それが心配です。元治にやられる前に自分がと考えているでしょうから。上原さんもその考えを正すよう務めてくれるとは思いますが、目は離せません。きっと恨みの根は深いでしょうから、そう簡単には復讐する事を諦めるとは思えませんが、でも私が目を離さずに華英を守ります。」
石山は溜息をつく。
「そうだよか、頼むわ。」
石山はマギーの肩をポンと叩いて去って行った。

(石山さんも上原さんの復讐心を正す事はできなかった。上原さんを殺人犯にしてしまった事を今でも後悔してる。石山さんにできなかった事、私に出来るんだろうか…)
正直自信がない。しかし華英を守りたいと言う気持ちは誰よりも強い自負はある。何としても華英を守ろう、そう決めていた。

(杉山君、今、何してるのかな…)
もう一か月も会っていない。電話やLINEはするが、やはり生の温もりを感じたい。今日からまた忙しくなるであろうから、落ち着くまで会えないだろう。
(また上原さんが連れてくるって言うサプライズ、ないかなぁ…)
そんな期待を抱いてしまう。今すぐにでも杉山を想いオナニーしたい気分になるが、邪念を振り払い、仕事を再開するマギーであった。


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