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ひととき略奪
【その他 官能小説】

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結婚式、からの…-1

その日、俺はオシャレなホテルの結婚披露宴会場にいた。

それにしても新婦友人席からの眺めは最高だな…周りを見回すと、すぐに美しく着飾った若い女が目に入る。
この光景は、親戚や男友達の結婚式に参加した時とは大違いだ。

ただ、俺の両隣だけが男と言うのは残念でならないが…


俺は、周りにいるパーティードレスを着た美しい女性を「オカズ」にしながらパンを頬張っていると、隣に座る金髪イケメンのチャラ男「タク」がおもむろに話し出す。
「ちなみに直人はどの子狙いなんだよ?」

「俺はあの黒髪ショートの子だよ」

その子の名前は原田 詩織(はらだ しおり)。年は27才。
全体的にバランスのとれた顔立ちに、大きな二重が印象的な女性だ。落ち着いた表情で話す姿から、詩織の清楚さが伝わってくる。
服装も濃紺のパーティードレスの上に白色のレースの肩かけという上品ないでたちである。

「なるほど…ああいう清楚系の女もいいよね。じゃあ俺はあの茶髪の子狙いで。」
タクはその隣に座る女性に視線を向ける。

その子の名前は白鳥 有紗(しらとり ありさ)。年は27才。
大きな目が印象的で、茶髪の長い髪をばっちりセットされ、明るく社交的な雰囲気が遠くからでも伝わってくる。
また、情熱的な赤色のパーティードレスが、有紗の輝きをより一層高めている。


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