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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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家族旅行での出来事 夫婦交換の余韻-3

「なるほどね。そういうことなら、わたしも賛成だわ。
 それだったら、思い切って真奈美にお兄さんも見つけてあげたいわね。」
「それは香澄が欲しいんじゃないのかい?」
「いけない?あなたばっかり楽しむのはズルいもの。」
「ボクは別に、真奈美の妹が欲しいなんて言ってないぞ。」
「真央ちゃんのところ。お父さんとの関係がうまくいかなかったら、
 養子縁組、申し出てみたら?」
「真央ちゃんを?」
「ええ。真奈美ちゃんとの相性もピッタリだし、
 あなたとも相性ピッタリなんでしょ?」

そんな話をしているうちに、5人は大広間に着いた。

「わ〜。朝から凄いごちそうだ〜。
 おなか、すいたよ〜。」
真奈美の大きな声が廊下に響いた。

朝食は真奈美が言ったように、朝食とは思えないほどに豪華なものだった。
それだけではなかった。
真奈美の希望に合わせて、
例外中の例外よ、と言いながら史恵たち家族も同じ席について食事をした。

その席で、今日の予定について史恵から提案があった。
それは、簡単に言えば、「夫婦は夫婦で。子どもたちは子どもたちで。」
というものだった。

「3組の夫婦が揃うわけだから、そこは大人だけでいいかなと思うの。
 松本さんのご兄妹も、子どもたちと言っては失礼だけれど、
 若者たちのグループに入ることにしていただいて……。」
「ええ。わたしたちは構いません。
 真奈美ちゃんともっともっと一緒にいたいって、お兄ちゃんも言ってるし。」
「お、おい。言ってないだろ、そんなこと。」
「身体がそう言ってるってことだろ?」
「雄大。お客様に失礼でしょ。」
「お客様扱いなんてしないでくださいよ。女将さん。」

「ほら、お兄ちゃんこそ、女将さんなんて言ったら、
 お客さんになっちゃうでしょ。」
「あ、そっか。
 史恵さん。
 史恵さんとご一緒できないのは残念です。」
「大丈夫ですよ。孝志さん。
 さっきニュースでやってたけど、
 例の電車、開通まで、早くても3日はかかるって。」
「3日?じゃあ、チャンスはあるわけだ。」
孝志が何げなく言ったのを受け、史恵が孝志の膝に手を置きながら言った。
「もちろんよ。わたしも実は期待しているの。
 孝志さんのモノに……。」
史恵の、孝志を見る目はどこかしら妖しげな雰囲気が漂っていた。

「で、史恵。予定の続きは?」
哲郎が史恵を窘めるように言った。
「あ、ごめんなさい。あなた。
 えっと。若者たちの方は男子が孝志さん、雄大、利彦。
 女子が真奈美ちゃん、真央さん、そしてうちの沙織と奈々美。
 3対4になるんだけれど……。」

「ボクたちはいつものことで、慣れてますけど……。」
「あ、ボクも2人相手が普通ですから。」
「でも、昨日の今日でしょ。さすがに体力的に辛いかなと思って……。
 補充メンバーを用意させていただいたわ。」
「補充メンバー?男女のバランスをとるって言うことですか?」
「ええ。どちらでもバランスが取れるような人材よ。」

史恵が合図をすると黒い下着姿の1組の男女が入ってきた。
見た目はどちらも30そこそこというところだろうか。

男性はがっちりとした体格で、腕も太くごっつい感じがある。
顔は引き締まっていて、男らしい。
一方の女性の顔はとても可愛らしい感じで、真央と同じような体型だが、
どちらかと言えば引き締まった体型をしていた。

「お邪魔します。」
「こちら、従業員の芳野さんご夫婦。
 こちらが順さん。で、こっちがつぐみちゃん。
 まだ新婚ほやほやなの。」
「新婚夫婦、ですか?」
「そう。どうかしら?
 体型からでもそれなりのものは想像できると思って、
 こんな格好で来てもらったの。」
二人は史恵に促され、香澄たちの前に並んだ。

そう言われて二人を改めて見てみると、
順と紹介された男性の股間ははち切れんばかりの大きさがあった。
おそらくはまだ平常時なのだろうが、
それでも明らかにそのサイズは巨根を想像させた。

つぐみの方が着ていたのは、黒のシースルーの上下だった。
張りの良い胸とお尻が、
透けた布地に窮屈そうに押さえつけられているのが見て取れる。

「どうでしょうか。
 お相手させていただくには不足かと思いますが……。」
「えっ?ふ、ふ、不足なものですか。」
雅和が言葉を噛みながら二人に話しかけた。
「あなた。若者たちの補充メンバーよ。」

つぐみと呼ばれた女性は少しハニカミながら答えた。
「ええ。昼間は若者たちとご一緒させていただき、
 夜はみな様とご一緒に、と言われておりますので。
 生野様とも機会があるかと……。」
「ボクも昼間も夜も、今から楽しみです。」
「実は、新婚と言いながら、わたしたちも結構……。」
二人は顔を見合わせ、声をそろえるように言った。
「好色淫乱夫婦なんです。」

「しかも、つぐみは両刀遣いというか……。」
「男役もかなりやってきているので……。
 それなりに楽しんでいただけるかなって。」
「両刀使い?」
「はい。今風に言えば二刀流です。」
「二刀流?わ〜い。ショーヘーさんだ〜。」

「男役の場合は、道具を使わせていただいています。
 ただ、女性の中にはペニスバンドとかを好まない方もいらっしゃいますので、
 そういう時は主に指と舌でお相手させていただいています。
 あ、もちろん、男性のお相手も大好きですよ。」
「ということは……4対4になるかもしれないけれど、
 3対5になることもあるっていうこと?」
「いえ。その辺はわきまえさせていただいていますので。」

「いいんじゃないか?わきまえなくても、
 若いんだから好き嫌いせず目の前にある獲物にかぶりつく。」
雅和はそう言ってアユの塩焼きを頭から頬張った。


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