先輩に溺れて-7
金治はコクコクと頷いた。それほど焦らされたのだ。
「じゃあ舌でも気持ちよくしてあげないと…」
真由美は自らの指先をぺろっと舐めながら言った。
先程、金治の指が舐められたときのように、すぐさまペニスを舐められる想像をしてしまう。
その想像は、すぐ現実となるのだが。
「ぅ…あっ…」
体液が出る部分に優しくキスをされ、金治は思わず声を出した。彼女はいつもこんなふうに、他の男にも優しくするのかと思うと嫉妬してしまいそうだった。何度もちゅっ、と軽い音が出るようなキスをし、次第に舌を這わせていく。
「あたしね…これが入るとこ、想像してたよ」
目を細めて、切なそうに真由美は言う。
ーーオフィスでセックスして以来、金治は自分のペニスが擦り切れるかと思うほど、まるで高校生かのように自慰をした。
指に触れた体液の感触や、あたたかい舌、彼女の中がペニスを締め付ける感覚ーーそれらがありありと思い出されたからだ。
それが真由美も同じだったというのなら、こんなに嬉しいことは無かった。
「俺もです…」
真由美はソファから降りて、金治の前に跪く。
「同じだね」
優しく微笑むと、決して太くはないが、長いそれを咥えられる限り、奥まで咥えた。
そして金治の太ももに手をついてゆっくりと頭を動かす。
「はっ…ああ…先輩…!」
唾液の音が響いて、とても卑猥だ。
普段の真面目な真由美からは想像もつかない、いやらしい姿だった。
「わ…先輩、そこは…!」
真由美にペニスを舐められながら、その下にぶらさがる袋の部分までも揉まれる。
少しくすぐったさを感じながらも、その刺激が心地よかった。
「ここ、好き…?」
真由美はそれから唇を離すと、唾液でどろどろになったそれを左手で素早くしごき出す。そして、袋の部分を舌で舐め上げていく。
「あ、ああ…やばいです、せんぱ…い!」
「いく…?」
真由美はペニスの先をぐっと口の中に押し込んで、そのまま指を動かし続けた。
「あ、先輩でちゃいます、口、離してくださ…、あっ…!!」
「んっ…む…ぅ…」
どくどくと体液を放ってしばらくしてから、ごくん、という音が金治の耳に聞こえた。
「え、あっ…先輩?!」
「すごい濃い……一人でしてなかったの…?」
少し呆れたように、真由美が言った。どうやら金治の体液を飲み干してしまったらしい。
そのことを理解して、金治は口を餌を求める鯉のように、ぱくぱくさせた。