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真奈美の性春
【学園物 官能小説】

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真奈美の過激な体験 1-6

「ふ〜。大変だった〜。」
頭をかきながら部屋に入ってきた真奈美は、
部屋の様子を目にした瞬間、叫び声をあげ、固まった。
「えっ?な、な、なんで?」

部屋の中には何人もの裸の男女の姿があった。
部屋の中に一歩足を踏み入れると、正面に、やはり全裸の女の子が立っている。
「えっ?誰?
 …………。えっ?あ、真奈美だ……。」

雅和は真央のアナルから口を離し、真奈美に声をかけた。
「あ、真奈美。大丈夫だったか?」
「あ、お父さん。ねえ、これ、どうしっちゃったの?」
「えっ?
 ああ、部屋の中か。
 いや、さっき、突然に、ね。
 部屋中の壁が、こんな風に、鏡みたいに変わっちゃったのさ。」
父親はのんびりとした口調で娘の質問に答えた。

「あ、そっか。」
真奈美はその言葉にすぐさま反応した。
「どうした、真奈美。」
「お父さん。これ、真奈美だ。」
真奈美の言葉を聞いて、雅和は不思議そうな顔をした。
「真奈美?
 真奈美がどうかしたのか?」
「うん。さっき、スイッチ、入れちゃったみたい。」
「スイッチ?」
「うん。トイレに行く途中の廊下の壁にスイッチがあって……。
 たしかミラールームとか書いてあったんだ、3つ。
 で、真奈美、そのスイッチを入れてきちゃった。」
「ミラールームって書いてあるスイッチ?」
「うん。」

「そっか。じゃあ、全部の部屋が鏡張りになったってことかな。」
「鏡張り?」
「そう。全部の部屋がこういう状態っていうことさ。」

「おじ様。じゃあ、あっちの部屋も、こんな風になっているってこと?」
「ああ。そういうことになるだろうね。」
「じゃあ、さぞかし興奮してるんだろうなぁ。
 奥様も、お兄ちゃんも。」
「真央ちゃんはそういうタイプなんだ。」
「そういうタイプ?」
「エッチな自分の姿を見ながら、もっとエッチになるタイプってことさ。
 中には、自分がしている姿なんて恥ずかしくて、
 とても見られないっていう人もいるからね。
 ラブホテルのミラーに、怒る女子もいるっていることさ。」
雅和はそういう経験があるような口ぶりで言った。

「そうなんだ。わたしは……。ものすごく刺激的というか……。
 もう、ドキドキしちゃうし、ものすごく興奮するわ。
 だって、全部、鏡張り。
 自分が隠したいと思っているところも、
 そんなの関係なしに、
 隠した場所も全部、相手に見られちゃうっていうことでしょ?」
「ああ。そういうことになるだろうね。
 隠したつもりでも、実は丸見えだった、ってことにもなる場合もある。」
「でも、それって、ものすごく恥ずかしいことだわ。
 自分で自分の姿を見られないから、何をしても平気なの。恥ずかしくないのよ。
 でも、それが自分でも見えてしまうなんて……。
 自分に言い訳ができなくなっちゃうでしょ?」

「へえ。なるほどね。そうなんだ。
 自分に言い訳ができないっていう言い訳が、とっても面白い発想だね。」
「えっ?そう?わたし、なんか変なこと、言ってる?
 だって、自分が目隠しをしていたら、
 周りの人も自分のことを見えていないような感覚になるじゃない。」
「そうなの?」

「わたし、経験があるの。
 人に見られたくなくて、誰だかわからないように、
 サングラスをかけていたことがあったの。
 もちろん昼間よ。
 自分の視界が暗くなって、周りが見えなくなっただけなのに、
 周りの人も自分が見えていないんだろうなって思ったの。
 だから、いつもよりも大胆になっちゃったこと、あるんだ。
 でも、人から見えなくなったわけじゃないのよね。」
「う〜ん。ボクには経験ないから、よくわからないなあ。」
 えっ?おじ様にはそんな経験、ないの?」
「う〜ん。残念ながら、ボクには経験はないけれど……。
 ただ、真央ちゃんが言っていることはなんとなくわかるよ。
 人間の感覚なんて、結構独りよがりなんだなって……。」

「ほら。人前で大胆な格好で露出する女の人とかいるでしょ?
 あれって、ほとんどサングラス、かけてるじゃない。
 あれって、自分の顔を隠すためでもあるかもしれないけれど、
 人からも見えにくくなってるっていう錯覚をわざとするためなんじゃないの?」

「そうか……。じゃあ、香澄に聞いてみるといい。
 彼女、露出癖もあるし、そのあたりの経験も豊富だと思うよ。」
「また、思うよ、なの?断定はしないの?」
「いや。ボクの知る限りは、露出狂に間違いないし、経験豊富だよ。 
 ただ、ボクの知らない一面も、きっと香澄は持っているだろうなって思ってね。」

「そうなんだ。
 わたし自身、露出癖はないと思うけど……。
 見せたい、見られたいっていう気持ちは、ないわけじゃないわ。
 見られると普段以上に興奮するのは確かだもの。」
「それイコール露出症、なんじゃないの?」
「う〜ん。そこまでは……っていう気もするのよ。
 わざわざみられるように、見せつけるように、っていうことはしないもの。
 鏡に映っている自分の姿を見ながら、こんな格好、出来ると思う?」
「いや、ナルシストとか……。露出が趣味の人とか……。
 見られることで……。あ、他人からも、だけれど、自分も含めてね。
 見られることで興奮するっていう人は、結構多いと思うよ。」
「だからと言って、わざわざ恥ずかしい格好を見せるものなの?
 見せるつもりもないのにみられるから、恥ずかしい。恥ずかしいから感じる。
 違うのかなあ。
 自分でもよくわからなくなってきちゃったわ。」


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