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介護福祉士・純
【痴漢/痴女 官能小説】

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夕立のあと〜介護福祉士・純(2)-1

神田のおじちゃんとの「2回目」は、思いがけない形でやって来た。
あのバスツアーから2日後、中番だった私は午後7時過ぎ、自転車でアパートに向かった。
勤め先の「あけぼの苑」を出てすぐ、いきなりの夕立。前が見えないくらいの猛烈な雨で全身はずぶ濡れ。
諦めて自転車を降り、濡れるにまかせて自転車を引いて歩いていると、今度は雷さん。

雷、私、一番嫌い。こわ〜い。
ピカッと光って音がするまでの時間をはかって、「まだ大丈夫」と言い聞かせるんだけど、だめ。

ちょっと強めの稲妻が光った・・・ぃやだっ、もうっ、だめぇ〜
自転車を放り出して、私はすぐ前のマンションに走り込んだ。
大きくはないけど、去年完成したばかりの地元では有名なセレブなお年寄り夫婦向けの超高級マンション。
オートロックで中には入れないけど、耳を抑えて入り口の前でうずくまっていた。
突然、後ろから声がした。雷さんが怖くて固まっていたのに、ギクッ、追い討ちをかけるように背後に男の人。

「純ちゃん、純ちゃんじゃないの?」

振り向き、見上げる。
ああ〜ん、おじちゃん、神田のおじちゃ〜ん、純、怖いよお〜!

緊張が一瞬のうちに緩み、私はその場に尻餅をつくようにしてへたり込んでしまった。
おじちゃんが私の脇の下に手を入れ、抱え起こしてくれる。

「びしょ濡れだねぇ。これじゃどうしようもない。うちへおいで」

背中を押されてマンションの中へ。
あっ、私の自転車・・・・
後ろを振り返ると、おじちゃんも気づいてくれて、雨の中を小走りで歩道に転がっていた自転車を取って来てくれた。

すっごいきれいなマンションなのに、私が歩いた後はしずくでべちゃべちゃ。
スニーカーもジュクジュクで、歩くたびに音がする。

「ほんとにひどい濡れ方だねぇ。全部脱いで乾かさなくっちゃね。体も冷えてるだろうし、お風呂でゆっくりあっためよっ、ねっ!」

神田のおじちゃん、やさし〜い。
えっ!? でも、純、全部脱ぐの? 服乾くまで、純、どうするの?
も、も、もしかして、この前みたいにエッチしてもらえるの?
だけどきょう、心の準備してない。今度のお休みの日に電話しようと思ってたの。
別にエッチしてもらうのに心の準備なんて必要ないんだけど、私、今度おじちゃんと会うときは「処女にサヨナラする日」って勝手に決めてたの。だから・・・・・
ああ、でもこのままだと多分、そうなっちゃうかも。
うわぁ〜、どうしよっ、純、きょう処女喪失するんだあ!!
2006年7月31日、大東純、処女喪失記念日。
きゃぁ〜、いよいよなのねぇ。嬉し恥ずかしだわ、22歳と2か月。
だめ、だめ、舞い上がらないで! 中学や高校のガキんちょじゃないんだから、冷静に、冷静にその時を迎えるのよ。


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