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記憶の鎖
【ファンタジー その他小説】

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記憶の鎖〜再会〜-1

俺は今、恵理香とコールにいる。
「お、いたいた。響太、恵理香!」
「やっと来たわね…1時間も遅刻じゃない…。」
「ごめん、ごめん!支度に時間がかかってね☆」
「笑顔で言うところじゃない!」
「ほら、さっさと行くぞ!」
―受付場―
「…そういえば、荘介のランク聞いてなかったな」
「俺のランク?Bだけど」
「B!?お前そんな強いのか。」
「はっはっは。驚いた?」
「…くそ、なんかムカつくな…。」
「響太!いつまでしゃべってんの?早く書いてよ!」
「あー、わかったわかった。書くよ、書くからお前少し黙ってろ。荘介お前、歳いくつ?」
「24歳☆」
「24…のわりにはガキっぽいな…。」

チーム名『リケイル』
Leader:半野響太
17歳

狩魔人階級→D
?:紺野恵理香
17歳

狩魔人階級→F
?:谷神荘介
24歳

狩魔人階級→B
転送場所→

荘介に書く手を止められた。
「な、なんだよ急に…邪魔すんなよ」
「転送場所をエーラズアストにしてくれないか?」
「はあ!?あそこはBぐらいじゃねえときつい…って―」
「そう☆俺はBだから大丈夫、っていうか別に戦いに行くわけじゃないから」
「じゃあ、何しに行くんだよ。」
「それは着いてからのお楽しみ!」
「はあ?」
「さ、行こうか!」
「ちょ、ちょっと待て!ていうか俺の服を引っ張るなー!」
「待ってよ、2人とも!」
ヒュン!……
―エーラズアスト中心部の町『サラ・リマート』―
「で?何しにここへ来たんだ?」
「まあまあ、いいから。まずは近くの森に行こう」
―森―
「…そろそろ言ってくれないか?ここに来た理由を。」
「私も聞きたい。どうしてこんな所に?」
「……恵理香は響太から聞いた?」
「何を?」
「響太の小さい頃の記憶が無いってこと」
森の木々がざわつき始めた。
「え…」
恵理香と響太が知り合ったのは5年程前である。だから、恵理香は響太の子供の頃のことを知らない。
「やっぱり聞いてないか…。」
「どうしてそれを…!」
「…思い出さないか?ここに来ると…」
「は?何言って…!?頭が…ぐっ…」
《記憶の中》―森―
(なんだ急に…。…恵理香たちはどこに行ったんだ?)
すると声が聞こえ始めた。
「どうした、響太。もうへばったのか」
「ううん!まだまだ戦えるもん」
からかわれて少々不機嫌そうだ。
(あれが…俺?今話しかけたのは誰だ?というかあれが俺なら、ここは…過去なのか?)
「戦うっつったってほとんどなにもしてないけどな。」
そばにいた男が言った。
(誰だ?見たことないな)
「へっへーん!もうへばってやんの!」
男の隣にいる子供が言った。


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