投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

母カルト
【熟女/人妻 官能小説】

母カルトの最初へ 母カルト 20 母カルト 22 母カルトの最後へ

誰が為に-3

小麦色の健康的な肌に、顔立ちがはっきりしたハンサムな男性。

(・・ハッ!)

その瞬間、雷に打たれたように

長年埋もれていた記憶が甦ってきたんです。

友人達と何軒もはしご酒をしたあの日、泥酔した私をホテルに連れ込んで

まるで工場の機械のように規則的な動きで私の膣内を押し広げ

金属のように硬い分身で溢れんばかりの愉悦を私に与えたあの人。

何年も昔のことなのに、今になって記憶がはっきりしてきました。

そして確か彼は私の大切な赤ちゃんの部屋に

自分の遺伝情報がたっぷり含まれた子孫汁を大量に放ったのです。

不意に彼と一緒にいる女性たちに目がいきました。

それはおそらく彼の家族なのでしょう、問題は・・

彼の両隣りに立っている女の子二人。

二人とも小麦色の肌に線のはっきりした美少女で

うちの長女と容姿がそっくりだったのです。

ほんの数秒で記憶のパズルが全てはまり

また次の数秒で最悪の可能性に気付いてしまいました。

(あの人は、もしかしたら長女の・・)

まだこっちに気付いてない様子の彼を見て私は急いでその場を後にしようとしました。

「おい、どうしたんだ急に?」

いそいそと移動しようとする私を見て息子と娘の手を繋いでいた夫が

大きめの声を出して私を呼び止めました。

そして、当然ですが、空気を読めなかった夫の声に反応した小麦肌のハンサムな男性が

私たちの存在に気付いてしまったのでした。

彼は目を丸く開いてこっちを凝視しました。

私を見つめ、次にすぐ近くにいた長女を・・

彼と同じく小麦色の健康的な肌を持ち

彼の娘達と系統が似通ったはっきりとした目鼻立ちの美少女である

おそらく彼の遺伝子を継いだうちの長女を、彼の目が捉えてしまったのです。

ついさっきの私と同じように彼の表情からも

長らく封印していた記憶の欠片が組み合わさっていくのが読み取れました。

全てを理解した彼は目を細くしながら、どこか恍惚とした表情になり

熱のこもった視線で私や娘を凝視しては満足そうなため息を一つつきました。

彼がこちらに近付こうとする気配を感じた私は娘の手を取り

できるだけ速足でその場から離れました。

たった一回の火遊びであまり詳しく知らない男の種を身に宿し

それに気付きもせずお腹を痛めて産んでしまった。

歩きながら悔しさと夫への罪悪感で年甲斐もなく涙がぽろぽろ零れ落ちました。

「ママどうしたの?」

心配そうに聞いてくる娘に精一杯の笑顔を作り大丈夫だと答えた私は

その日の夜、寝ている夫の上に乗っかり自分から腰を振りました。

「ふぁ!お前どうしたんだ急に」

突然始まった夜伽に一瞬だけ動揺した様子だったものの

私の積極的な騎乗位での結合に夫もその気になったらしく

「おい、今日やけに激しいな!友達の結婚式に刺激されたのかい?」

などと言いながら快楽に身を任せているようでした。

「ううっ!」

気持ちよさそうに私の膣内へ生命の源を発射する夫の顔を眺めていたら

家族への呵責がほんの少しだけ薄れていくのを感じました。


結局この日の種が命中したようで

私はまたお腹に新しい生命を宿しました。

「わぁ、私もお姉ちゃんになるんだね!」

私のお腹に耳をあてながら天真爛漫な笑顔を見せる長女を見て

一瞬だけ複雑な感情が湧き上がりそうになったものの

すぐさま心を落ち着かせました。

私はもう固く決心したのです。

どんなことがあっても家族を守っていくと。



結婚式の後、小麦色の彼が私と連絡を取りたがってる事を友達から聞きましたが

きっぱりと断り、友達にも彼に私の事を聞かれたらはぐらかすように頼みました。

今さら話す事なんて私の方からは何もありませんし

娘の事をダシにして身体の関係を迫られたりしたら堪りませんもんね。



しばらくして私は元気な男の子を産みました。

生まれた赤ん坊は色白で夫や長男に似ていたので少しだけホッとしました。

そして弟が出来て自分もお姉ちゃんになったとはしゃぐ娘の事も

今まで以上に愛おしく思えました。

きっと本当に大切なのは血筋よりも一緒に暮らしてきた絆なのだと思います。

その事に気付いた私は、やっと心からの笑顔を見せることが出来たのでした。




母カルトの最初へ 母カルト 20 母カルト 22 母カルトの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前