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転生者
【ファンタジー 官能小説】

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松田今日子-1

「失礼します局長ッ」
「京子ッどうした?」
「本日より派遣社員として主に運転関係の仕事をしてもらう松田今日子さんです」
「松田今日子です ヨロシクお願いします」
「よろしく今日子ッ」
「今日子はM女か(笑)」
「局長何を言っているんですか、いきなり・・・」
京子は、武史が今日子を見て、誘うと思ったが、いきなりM女だと言うとは思わなかった。

見るからに、自分を興奮させてくれる旦那様を探しているM女の顔しているだろ(笑)

飲み屋の女性じゃないんですよそれは失礼ですよ局長。
京子は慌てて、その場を収めようと思った。

「良いんです京子さん、局長の言う事は間違いではありませんから(笑)」
「松田さんM女なんだ」
「ええッ京子さんが局長の女でお世話されている事ぐらい私でもわかります」
「そうなんだ(笑)話が早いわね」
「私が局長の側に居ると邪魔ですか?」
「局長がいずれ誘うと思っていたけどいきなり言うとは思わなかったわ(笑)」
「局長は見るからに性欲が強そうですもんね」

武史の失礼な言動にも動じず、嬉しそうに反応する今日子は、躾けられた事のある、M女と言う
事なのだろう。

「今日子は何歳になるんだ?」
「30歳です」
「旦那と別れてバツイチの独身と言う感じか(笑)」
「ハイ」
「旦那がご主人さまで調教されていたんだな」
「ハイ良くお判りで(笑)」
「独りの男に夢中になるタイプだ」
「浮気や旦那以外の男を作れる器用な女じゃないよ今日子は・・・(笑)」

前から知っているかのように話す局長。

部下の紹介と言う事で、ご挨拶に伺ったのですが局長ッ、彼女として来たのではありません。
京子は、少しイライラして怒りながら話した。

「そんなに怒るなッ今日子を女にするのも、しないのも全ては京子次第だ(笑)」
「彼女である京子さんにお任せしているんですね(笑)」
「あぁぁ今日子が好きだと言っても、私は京子に従うよ(笑)」
「そう言う恥ずかしい事を平気な顔をして言わないで下さい武史くん」
「私の一番の女だからね(笑)今日子も覚えておいてくれよ」
「ハイッ局長の事も京子さんに許可を頂きます」

京子は、武史に1番だと言われて機嫌は直っていた。
当然、今日子を女にすると宣言した様なものだ。

「では、局長ッ松田さんに仕事や色々なお話もありますのでこの辺で失礼します」
京子と今日子は頭を下げると、局長室を後にした。

デスクに戻ると、局員全員を集めて、松田今日子をみんなに紹介した。

今日子が来て、加藤だけが、少し残念そうな顔をしていた。
京子と一緒に入れる時間が、運転手の仕事から解放される事により、減るからだ(笑)

紹介を終えると、京子は今日子を連れて、会社のカフェに連れて行き今後の事を話した。
当然、仕事の話と言うより、局長との関係についてだ。


「局長からいきなり、あんな言い方されるから面食らったけど松田さんはどうしたいの?」
「一目見て素敵な方だと思いました」
「ご主人さまとして?」
「ええっデスクの前に立っただけで震えましたから(笑)」
「そうなのね(笑)」
「京子さんの許可がなければ諦めますよ」
「あれは局長が今日子さんを彼女にするからよろしくと言ったのよ(笑)」
「良いんですか?」
「私がダメと言える立場ではないわ」
京子は、雅代と令子もお世話していると説明した。

今日子はM男の加藤の存在が違和感だと言った。
加藤がM男な事は判るんだと言ったら、M男オーラ丸出しで驚いたと言っていた。
しかし、それが違和感だと言った。

京子は舐め犬として育てようとして途中で放って置いた事、奥さまの事などを説明した。
替えのパーツとして置いてあるんですね(笑)と今日子は納得していた。
他の8人の社員は、他の会社の預かり者、御曹司たちだと説明した。

今日子は総合管理局が、会社の重要部署だと理解したようで、局長の圧倒的なオーラの
理由が納得出来た。

京子は、今日子が二人の女性達とは違い、自分に近い存在だと感じた。
局長との肉体関係を望むと言うより、局長をサポートする立場だと理解している女だと思った。

今日子は、次の日から、紺の上下のスーツ姿で出社した、短めのタイトスカートにヒール姿、社内を歩き廻ると京子と今日子は、完全な秘書だった。

すれ違う者たちは、二人を振り返り見てしまう良い女オーラを漂わせていた。
今日子は京子をお姉様と呼び、京子は今日子さんと呼んだ、武史は二人共、キョウコと呼んだ

社内でも局長は、二人のキレイな秘書を連れて歩いている、凄い人だと言われたが、一人が運転手で、一人が事務員だと局員に言われ、他の社員から驚かれていた。


「今日子出掛けるから車を頼む」
「ハイッ」
今日子は地下の駐車場から車を準備すると、正面玄関に横付けした。

京子がトアを開け、武史を乗せると隣に京子も乗り込んだ
「すいませんお姉様」
「良いわよ(笑)二人ですから」
「六本木のホテルへ向かってくれ」
「ハイ」
「トラブルですか?」
「広告会社と広告主のトラブルだ」
「局長に依頼ですか?」
「企画部から依頼だよ(笑)」
「両方の会社の人間とたまたま、私が知り合いなんだよ(笑)」
「たまたま、お知り合いなのですね」
完全に仕事を依頼する時に、局長が間に入って繋いだんだと京子は理解した。

「直ぐに終わる、終わったら3人で食事に行こう」
「二人は、ホテルのロビーで待って居てくれよ」
「あそこのホテルの中華が旨い」
「お送りしたら、駐車場に停めて、お待ちしています」
「30分ぐらいだな(笑)」
武史が車を降りると、地下の駐車場に車を停め、二人はロビーへ向かった。



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