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人妻牧場
【SF 官能小説】

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キングビル-1

友香が新居となる、キングビルへ戻ると、駐車場横のコンテナに志保とシェフ、仕入れ担当の
計7名が、仕入れた食材を納品業者に指示して、トラックからコンテナに積み込んでいる。

本日分の、食材を台車に乗せ、準備している様だ。

「志保ッご苦労様」
「マダム、シェフ及び仕入れ担当、計7名着任致しました」
「皆さんよろしくお願いします」

友香は、挨拶し、5階の部屋を皆さんの住まいとして、使う様に指示した。

台車2台に食材を乗せ、4階のキッチンに向かうシェフ達、友香は志保には、勤務体系の
打ち合わせをし、無理なく仕事が出来るようにローテーションを組むように指示し、13階の
自室へ荷物を運んだ。

3LDKの広い幹部の部屋が、割り当てられた友香は、窓を開け空気の入れ替えをしながら、海を見て、一息ついた。

潮の香が風に乗って漂ってくる、忙しかった一日を十分に癒してくれる環境に、友香は
リラックスしながら、寝室の部屋の棚に、キングからもらったプレゼントを並べた。

友香の一番のお気に入りの写真立ては、ベッドサイドに飾った。

キングに管理官として初めて着いた時に、二人で並んで撮った写真は、キングはまだ制服姿の
高校生だった、友香も18歳と若くスーツ姿が初々しい感じて二人共、緊張した作り笑顔だった、
あれから30年、途中担当が変わり離れた時期もあったが、キングに指名されて、ココまで
お世話させてもらったのは、本当に良かったと感謝している。

その友香が担当した貴重種が、世界最高のキングにまで上り詰める事となり、キングの夢
だった担当を全員集めて、暮らしていく事を新ビル完成と同時に達成できたことは、本当に、
良かったと思っている。

友香からのキングへのささやかな、プレゼントのつもりなのだが、まさかキングが涙を流して
喜んでくれるとは、友香も思わなかった。

これで、キングにストレスが無く益々、男子の種付けを増やしてもらえたら、日本国も昔の
様な、男女比率が平等になる世の中が、来るのではないかと、期待してしまう。

その役に、少しでも立てたら良いと思う友香であった。


友香は、洋服をクローゼットに仕舞うと、3階の指導局事務所へ向かった。

指導局事務所に友香を含め、4名の役員のデスクもここにある、久美と志保と美香も集まり
話している、前マスター邸は、友香が最後にチェックしたので明け渡しには、問題ない事を
伝え、引っ越しは完成している、キングの素早い行動で、予定よりまる2日は、前倒しされた
かたちになっている、幹部の話の結果、2日間は完全オフとして、各自の自由な時間として、
週明けから、牧場(指導局業務)を再開する予定とした。


週末の天気も良好と言う事なので、キングを含めて何か、イベントを開きたいと、久美と
美香が提案した。

新顔も増えたので、良い案だと志保も賛成する、何をするかだが、イベント的な事はしたいが、
何をやったら良いのかが、案がでない。

シェフも居るのだから、昼食を含めて夕方までガーデンパーティをしようと、友香が提案した。

BBQで飲んで盛り上がろうと、他の3人も賛同した(笑)。


午前中は、少しゆっくり起床し、午後1時からガーデンパーティをする事、テントと座席の
設営には、久美の指導局が担当し、食材の仕入れなどは管理局志保が担当、
テントやテーブル椅子にコンロなど備品の調達は警備局の美香が任された。

庭に関しては、久美と美香がキングと昼間確認済の為、外灯も設置されており、問題ナシとの
事だった。

役割分担も決まり、各局が総出で準備する事が、決まり友香が、今日の夕食の前に発表する
事で、確認された。

友香は、キングのテンションが高くなって、熱を出したりしないか心配だったが、他の3人に
友香は、マダムらしい事を言うとからかわれた(笑)。

貴重種の事を第一に考える、友香がマダムとまで呼ばれる、特別上級管理官の所以なのだろう。

1テーブルに5〜6名が座るように、真ん中に寿司桶を置き、10〜12席のテーブルが作られていた。

シェフ達は、みそ汁やサラダ、巻きずしにいなり寿司などカウンターにお替りの料理を
勝手に取って行けるように、準備していた。

志保が、グラスとビールを各テーブルに準備して、みんなに席に着席するように指示した。

シェフ達も1テーブルが用意され、全員でキングの登場を待った。

キングはマザー4人と登場すると、拍手で迎え入れられ、幹部4人のテーブルに着いた。

全員が揃い、友香が挨拶をした。

「皆さんお疲れ様でした、本日マスター邸からの引っ越しを全て完了いたしました。」
「まず初めに、この新ビルの名称はキングビルと命名致します」
「隣のテーブルに居るシェフが今後、この食堂で調理を担当します」
新たに参加する、7名が立ちお辞儀した。
キングはヨロシクお願いしますと挨拶していた。

「本日ココに居る60名がキングファミリーです。」
「キングに乾杯の挨拶をしてもらう前に1言、私から業務連絡です」
「明日、明後日の2日間は、完全オフとし、自由にお使いください」
「明日午後1より、ガーデンパーティをキングビル広場で行います」
「昼食と夕飯だとお考え下さい」

キングに乾杯の挨拶を頼む友香
「皆さん明日も色々とイベントが企画されているようです、シェフの料理を楽しみましよう」
「乾杯ッ」

キングの挨拶で乾杯して、冷えたビールを飲みながら、みんな一斉に寿司をつまみだした。

「キング明日は、朝から4人が一日お世話しますから、マザーもお休みです」
「それは良いな、マザーも良い休日になる」
「我がままは許しませんよ(笑)」
久美が、キングを叱るように言う



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