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人妻牧場
【SF 官能小説】

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キングビル-2

「美香ッ久美は相変わらず怖いなッ(笑)」
「美香がキングをお守りしますから、大丈夫です」
「頼むよ美香ッ」
「やはり、キングは4人の中では、久美が一番怖いんですか?」
志保が聞く

「久美が叱るときは、私が悪戯した時や我がままを行った時だ、叱られる事をしている」
「なら誰ですか?4人の中で一番怖いのは?」
「ダントツでマダム友香だ(笑)」
「やはり友香ですか(笑)」

全員が納得と言う感じで、同意する。

「でも3人には悪いが、一番大好きなのも友香だ」
「キングにとって友香は初めて見た親鳥のようなものなのですね(笑)」
「友香は、美香の様に優しく、志保の様に行動力があって、久美の様に叱りつける」
「なるほど、私達3人の要素を兼ね備えていますか(笑)」
「そうだな(笑)友香が私をキングにまでしてくれた」
「さぁ〜そろそろ、お話だけでなく、シェフのお寿司をつまんで下さい」
友香が、キングに食事する事を促した。

キングは、子供様に素直に従い食事を始め、旨いと立ち上がりシェフのテーブルに行き
全員と、握手していた。

「そう言う事は食事が終ってから、言えば良いのですよキング(笑)」
友香は、こう言う子供じみた行動を、キングに言って戒める事をする。
他のマザーたちでは、微笑んで見逃す行為も、ダメな事はダメと教えて来たのだ

他の3人もキングの行為を微笑ましく、見てしまう。友香にはかなわないと思った。

「そうだな友香ッ食事中は立ち歩くのは、良くないなッ」
「そうです(笑)シェフにも失礼です」
「判ったよ友香ッ」
「何が一番美味しいですか?キング」
「そうだな(笑)中トロは大好きだが、いなり寿司が好きだ」
「なら、美香とお替りはカウンターに好きなだけ取って来てください」
「無くなったら取りに行って良いのか?」
「シェフが作って並べてくれていますから、ご自分で食べられるだけどうぞ(笑)」
「そうかッ美香後で取りに行くぞ(笑)」
「ハイッキング」

キングがカウンターに並んだ寿司を自分で選び、皿に乗せて戻ってくると、皆も好きな物が
前にシェフが用意してくれている、自分で食べられるだけ取りなさい。

キングの言葉に、社員達もカウンターにお替りを取りに立ち上がった。

全てをマザーにしてもらってきた、キングも楽しそうだった。
友香は、キングがこうして、少しでも自分で何でもできる、男にしたいと思っていた。

キングビルでの食堂は、キングにとっても良いと思い、色々な事を経験させたいと友香は思って
いた。

友香がビルの設計の時から、キングが他との交流を沢山できる、環境を考えて作った部屋の
1つだ、キングには勿論、元管理官の社員達にも、キングは神ではなく、一人の男性なんだと
自覚してもらいたかったのだ。

「友香ッ私は少し、皆と話しながら食事をしてみたい、テーブルを回って良いか?」
「そうですね(笑)、なら久美を連れて少し回ってきたらよいです(笑)」
「久美ッ友香が良いと言っている、行こう(笑)」
「そうですね(笑)私の部下も居ますからご紹介しましょう」
「よろしく頼むよッ久美」

キングが久美を連れて他のテーブルに移動すると美香が友香に言った。

「姉さんはキングにこんな風に皆と交流させたかったのね」
「マザーたちで、お世話するのも変でしょ みんなのキングなのだから」
「新ビルは良い、タイミングになった訳ね」
「キングも社員も益々、成長するわ」
「そうね(笑)」

キングは、結局全テーブルを周り、楽しそうだった。

「ええッみなさん、そろそろ食事も良いかと思います」
「明日から2日間は、休日になりますのでご自分の予定で過して下さい」
「これで中締めとさせてもらいます」
「お疲れ様でした」

みんなはキングと話が盛り上がり、リビングでドリンクを飲みながら話していた。


友香も、志保たちに明日の準備だけは、よろしくと言い、リビングで楽しんでいるキング達の
輪の中に、入って行った。



キングビルリビング午後10時半




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