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MatchingDIVE
【SF 官能小説】

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広報室-3


ショウは挿入させてから
ぎこちない腰使いで
膣を感じている。

「いいわよ!もっと、もっと速く
もっと!もっと強く!そう!そう!」

「おねぇさん!ぼ、ぼく…
もう……」

「まだダメ!我慢して!もう少し…
ああんっ!もう少しだから……」

ベッドのきしむ音が鳴り続ける。

「ああっ!いく!いく!いく!
あああっ!きて!いいわよ!
出して!」

二人は同時に果て
動かなくなる。

「ふ、二人とも
終わったようです」

「終わったか……それじゃ
デモンストレーションを
終了してくれ……

と、まぁ…このような感じで
精子を採取して
パートナーに届ける訳です」

「素晴らしい!
素晴らしいじゃないか!?

西園寺君!これで人口減少にも
歯止めが効く!

それに性別の産み分けを
操作出来るのは都合がいい!」

「はい
別の性別の子供が欲しければ

第二子から
内密に産み分けさせてやれば
不満は無いと思います」

「なるほど!
これで二人は子供を作りたい
夫婦が増えるわけだな!?

そうだろ?」

「そうとは限りませんが
そう望む夫婦は増えるでしょう」

「でかした!すぐに
国会承認を得るようにしよう!

各自治体にも
私から内部通告しておく!

私に任せておきなさい!」

「ありがとうございます……
ただ、幾つか問題点があります」

「何かね?」

「はい
このマッチングダイブの反対勢力と
国民の反対民意です

実際、このシステムを使って
性風俗業界は営業を行っています

風俗業界からの反対勢力は
必至だと思われます」

「ふむ」

「それから、もっと障害になるのが
民意です。

リアルで体を合わせず
子供を妊娠して出産することに
モラルが無いと言う

宗教団体などが
反対意見を打ち出す事は
間違いない事でしょう」

「なるほど……よし!解った!
その辺も各省庁と連携して
何とかしよう!」

「ありがとうございます
弊社としても
最善の努力を尽くしますので

大臣のご協力を頂ければ
スムーズに
このシステムを導入する事が
出来ると思います」

「うんうん、任せなさい!……

それから、私の分も
準備出来ているのだろうね?

秘書のを見せられてから
もう、我慢出来んのだよ!」

「はい、ご用意しております」

「うんうん、美人だろうね?」

「はい、ミサと言う名の美人です
髪の色は栗毛でモデル体型です

大臣のご要望に合わせて
準備致しましたので

ご満足頂けると思います。
ご準備をどうぞ……」

大臣は嬉しそうにダイブカプセルに
入っていく。

「西園寺君!私の脳波の受信は
切っておいてくれよ!」

「もちろんです!
ごゆっくりお楽しみ下さい」

医者は脳波を録画する。


二時間後
大臣が出てくる。

「西園寺君!良かったよ!
素晴らしい女性だったよ!

美人なのに声は可愛いらしくて
この娘を私の愛人にしたいのだが
何とかならんかね?」

「大臣……この大切な時に
スキャンダルは
ご自分の首も絞める事に
なりかねませんよ!

今日のデモンストレーションも
極秘で行っているくらいですから…」

「ふむ…それもそうだが
何とかならんかのう?」

「いけません!

彼女は今後マッチングダイブの
マスコットとして弊社で使う事が
決まってますので、ご容赦下さい」

「そうなのか……それは仕方ない……

システムが導入されたら
その時はもっと美人を頼むよ!」

「畏まりました
その時は必ず……」

大臣はしぶしぶ引き下がる。


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