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奴隷倶楽部
【学園物 官能小説】

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ルミと早智子と次朗-1

土曜日の午後1時カフェは、センターの貸し切りで生徒会との合同歓迎会になった。
進路相談センター内で働く者全てが集合している訳だ、生徒会6名、センター職員10名、
計16名がカフェに勢ぞろいすると、中々の人数だそのセンターの代表が社長な事は、学院生
なら誰でも知っている。しかしセンターと言う建物も人間たちも、由美子と言う人間を
この地域に居てもらう為に造り、集められている事は、ココに居る16名と造る為に、
出資した人間達くらいしか知らない。


「センターで働くみなさん、1年近く経ちましたが、やっとメンバーも揃い今日全員で
歓迎会を開催できる、運びになりました。由美子が仕事しやすい環境が整ったと言って
良いでしょう」
そう社長は言って、挨拶を始めた。

「表の顔として、私が代表を務めていますが、実質の顔は由美子なのです、その由美子が
皆さんが働きやすい環境が自分にとっても、一番力が出せる環境だと申しまして、建物
建設から2年、ココまで時間が掛かりました。我が儘な女です(笑)。今日は大いに飲んで
旨い物を食べて、親睦を深めましょう」
そう言って、乾杯の発声を由美子に託す。

「今社長から我が儘な女と、お叱りを受けましたが、私の希望する最低条件を最高の形で、
整えてもらったと自覚しております。これからも皆様が働きやすい環境が続きますように
願います。乾杯ッ」
「乾杯ッ」
由美子の由美子らしい挨拶で、食事会がスタートした。


二十歳を超えた職員たちは、高級なシャンパンと一流のシェフの作る料理の数々に夢中だ、
由美子の周りには、ルミと由紀、早智子や生徒会の女子が集まっている、明美は由美子の
側に行きたいが、そこまでの勇気はない。その辺はルミだ明美の気持ちを察して、上手に
自然に明美を輪の中に誘う、早智子も寅吉と次朗を含めて由美子を崇拝する者たちが、
由美子の周りに集まる。

ルミは、見た目は可愛くてアイドル顔なのに言う事が、由美子の事になると過激だ
その過激な発言をルミの可愛さと甘え声が和らげているのも確かだが、由美子には通じない

「私は由美子さまの奴隷だからねぇ〜私が認めた人しか、仲良く出来ないからね」
「あなたは何を威張って言っているの?」
「ルミが認めているのは、寅ちゃんと由紀ちゃん、早智子と次朗だな後、明美さんも」
「何であなたが認めないと私と仲良くできないの?」
「えぇぇみんな由美子さまの奴隷じゃないですかぁ〜ぁ」
「みなさんこの子は少し頭が可笑しい子なんですよッ気にしないで下さいね」
ルミの言葉に、明美は凄く嬉しかった私も由美子さんに憧れて良いんだとルミに認められたと
そう思った。

「私も明美さんの気持ちは理解できますよッ私レズですから」
早智子が普通に明美にそう話す
「そうなんですね(笑)私がレズって判りますか?」
「ええッ由美子さんは魅力的ですから容姿も仕事ぶりも好きになるのが普通です」
「そんな風に言われて、認められると思いませんでした」
「由美子さんの下にいる私たちは直ぐに解りましたよ(笑)」
「私と次朗くんは由紀さまの奴隷ですけどね(笑)」
明美は、少し由美子との関係性が見えて来たと思った

「ルミさんが明美さんも仲間だと認めているのですから良いんじゃないですか(笑)」
「ルミさんと寅吉さんが由美子さんの直属の部下ですから」
「そうなんですね」
「二人は凄いですよ由美子さんの指示を完璧に実行しますから」
ルミも寅吉も由美子さんと話している訳ではないが、由美子さんの行動に合わせて
良く動くし、邪魔をしない影なのだ、明美もこんな風に動く事を求められているのだと
二人を見て思った。

明美は、輪の中に加わりながら、ルミと寅吉の行動に注目した。
「ルミさんは学院の隅々まで知り尽くした情報屋ですよ」
「何十人も部下を持っています」
「凄いのはその大量の情報の中から、必要なものだけを選ぶ能力ですね」
「私と次朗くんが2日間かけて調べたことを10分で調べましたから」
「それはコンピューターレベルですね(驚)」
「学院内の調べものはルミさんに確認してからが良いですよ」
「寅吉さんは何といっても女性の扱いが上手です」
「女性から情報を取るなら寅吉さんですね、丸裸にされます心も体も(笑)」
確かに、グラスに酒が無くなると寅吉が良いタイミングで注いでくれる
「テクも相当だと聞いています、私は経験ありませんが」
「由紀さまは、由美子さんの仕事を引き継いだ人です」
「由美子さんの後を継ぐ事を、現社長やマダムに認められた人ですから凄い人です」

なるほど、それなりのスキルを持った人間が、由美子を支えている訳だ
早智子と明美が仲良く話している所に、由紀が来る

「早智子は意地の悪い子だから虐められたら言ってね、私が叱って上げるから(笑)」
「色々と教えてもらっていたんですよ(笑)、意地悪されていません」
「まぁ〜この子が意地悪するのは次朗以外のM男か(笑)」
「私は悪戯するだけです(笑)、ルミさんや寅吉さんの話を少ししていました」
「あぁぁ凄いでしょ二人は?由美子さんの信頼も厚いし仕事が出来る」
「由紀さんも相当出来ると聞いていますが?」
「同じ条件なら由美子さんと同じことが出来るとみんな思うかもしれないけど」
「出来ないのよッ実際は(笑)」
「そんなものなんですかねぇ」
「由美子さんと私の基本能力が違い過ぎるのね」
「私が出来なかった事を何回、由美子さんに助けられたか分からないわね」
「そんな凄い人だから、コレも造った訳でしょ(笑)」

由紀は、窓の外に見えるセンターを見て言った

確かにそうなんだと早智子も明美も思った



   ・・・学院内カフェ 午後2時・・・





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