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奴隷倶楽部
【学園物 官能小説】

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新たな依頼-3

朝、センターに行くと、早速社長から呼び出しがあった、由美子は失礼しますと言って
社長室に入って行った。

「由美子ッ昨日は嫌な思いをさせたね」
「いいえッそれはもう良いんですッ」
「そうかッ一応、昨日の事を説明しておくかな」
「はいッ」
「トラブルの原因を説明して、由美子が納得いっていない事を理事達の前で伝えたよ」
「そうですかッありがとうございます」
そう言って話しだそうとする社長を制止して言った

「社長に依頼したのは、マダムですか?」
「みんなの代表として、和歌子マダムから話しをもらった」
「依頼内容を聞かせて頂いてよろしいですか?」
「由美子は本当に凄いなぁ、予想していたのか?」
「ええッ由紀達と話している時に、私に依頼が来るだろうと」
「そうかッ由美子は全てお見通しか(笑)」
まず、理事は解任はナシだッ今後、由美子への直接の連絡は禁止にした。
それを踏まえて、今回のFAXの内容で依頼を受けて欲しいという事だ
努力は致しますが、成績上位50名の中から、10名の推薦者は無理です

学院生成績上位50名は、ほぼ現段階で進学先が推薦で決まっています。
正直に言って100位内でも学院生なら欲しいと言う大学はあります。
努力しますが、50位以内の依頼ならお受け出来兼ねます。

それは私も十分に判っている、優秀な生徒を頼むという事で、依頼を受けた。
今後の依頼に関しては、電話か直接ココに来て、面談と言う依頼方法に変更になった

そうですか、トラブルが少し減りますかね
由美子は、あまり理事の言う事を信用していない、話し半分に聞いている

そして由美子の解任の件だが、当然撤回された、由美子宛に理事から詫び状を出すと言う
話が出たのだが、私が断っておいた。

今回の件で、センター職員が由美子を心配しているのだが、
これだけ話が大きくなったのでセンター職員にも由美子の本当の仕事内容を話す事に決めた、
由美子の前で話すから問題があれば、その時に言ってくれ

後は、センター職員全員に迷惑をかけたと、歓迎会の資金を出させることにした

由美子は、これでセンターの中にいる人間は、全員私の仕事を知る事になるのですね(笑)

なら、歓迎会は、生徒会と合同で、全員でしたいですね、生徒会にも心配かけましたから
「そうだなッそうしよう(笑)」

なら、依頼の解決をしてスッキリしましょうか。
社長に会議室へ全員を集めて、今回の件、由美子の仕事内容を説明してもらった

「そう言う事でこのセンターを作ったのは、昨日慌てて来た理事達の依頼で由美子の為に
作ったセンターなのだよ、由美子が仕事しやすくする為にね」
依頼は、由美子に来るが、そう言う難しい仕事をしていると理解して欲しい
それで、今回揉めた件の依頼だが、事務長「学院の成績上位50位以内の推薦者10名ですね」
「無理だろう?」
「はいッ」
「成績優秀者と言う事で話が落ち着いた」
「それなら、可能ですね」
10名との話ですが、多くなっても構いませんッ事務長が早めに生徒に声を掛けて、
内定させてください。そうですねぇ〜7月前には内定者を決めたいですね
由美子は、事務長にそう指示した。夏休み前には、決定して名簿を大学の方に送りたいので、
10名プラスαの人選お願いします。
「判りました」

事務長は
こんなに良い依頼なのに、無理な事は、無理とハッキリ断っているんだなッ、由美子を凄い
と思った。その辺が信用されている要因なのかもしれないと思った。

事務長以下3名のアドバイザーは、成績優秀で進路の決まっていない生徒に、推薦枠があると
話しを持ちかけた、6月の末前には、推薦者メンバーが出そろった。由美子からの2名の生徒を
合わせて計13名の推薦者を名簿に記入し、大学宛にセンター名で郵送した。


由美子は、オーダーの完了を会長に届けた。
「お疲れ様ッ」
「合同の歓迎会、予定の方はいつにしますか?」
「来週なら私は、いつでも大丈夫だッ」
「生徒会とも連絡を取り合って、日程が決まり次第、明美に報告させます」
「判ったッ それで頼む」
「シェフには、シャンパンを多めに注文しろよッ、ソフトドリンクもなぁ」
「ハイッ 高級シャンパンに銘柄指定もしますか?」
「シェフに料理に合う酒で伝わるだろ(笑)」
「そうですね(笑)」


今回の件で由美子が本当に嬉しかったのは、センターの人間に仕事を隠さずに
出来る事であった。仲間と言いながら騙している気分で、凄く嫌であった。
それをオープンに出来たことが、詫び状より、何よりも収穫だった。

生徒会に久しぶりに顔を出し、由美子は見慣れたメンバーに

「来週の歓迎会は何曜日がいい?」聞いた由紀は、
「私達に希望はありませんッ毎日でも構いませんよッ(笑)」
調子の良い反応を見せたッ

「判ったわッ決まり次第連絡するわ」
「ハイッお願いします(笑)」

由美子は、気の置けない仲間を前に依頼の完了も手伝って普段よりテンションが高かった

やはり、由美子さんは笑っている顔が良いと由紀は思った




奴隷倶楽部観察日記 #5オーダー完了




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