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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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関与-12

「そして何よりあれだけの膨大な捜査員を動員しコストもかけながらも結局は犯人は見つからなかった。結果的に3億円と言う、今で換算すると10億円と言う大金が、武器は発煙筒のみと言う犯人にまんまと強奪された事になる。拳銃でもナイフでも爆弾でもなく、ただの発煙筒よ??発煙筒一つで3億円と言う巨額が強奪される?普通!?ホント、何やってんのよって感じよね。犯人がよほどの頭脳派だったか…、若しくは…、初めから犯人を逮捕しないシナリオだったか…。」
若菜の最後の発言に大会議室がどよめく。

「この事件は知れば知る程疑問しか残らない。初動ミスから隠蔽まで、違和感しかない。警察がわざと犯人を捕まえない為の捜査をしていたとしか考えられないわ。いえ、指揮をとってた人物がわざと真犯人から離れるような指揮をとったとしか考えられない、かな。そう考えれば捜査員ミスや怠慢も、全てがスッキリしちゃうのよね。札束の番号を記載していた書類がなくなった、車の乗り継ぎを考えてなかった、乗り捨てられていた車の発見が遅れた、ジェラルミンケースの積まれた車に検問を突破された、加えて何故追跡しなかった、適当なモンタージュで捜査を混乱させた…、私には全てが真犯人から離す捜査にしか思えないのよね。極め付けに現金も保険で誰も損はしていない、誰も負傷してない、憎しみ無しの犯行??キレイ事過ぎるよね?こんなおかしな犯罪はないわ?私はこの3億円事件は意図的に未解決事件にされた、何か陰謀がある事件だと思ってる。」
想像だにしていなかった見解に大会議室は静まり返った。

「もしそうであれば、私は絶対に許せない事がある。それは誰も傷つかない憎しみなき犯行と称されてるけど、茶番劇に付き合わされ毎日毎日寝る間も惜しんで捜査を行なっていた刑事達。捜査を苦にして自殺した刑事もいた。何が憎しみなき反抗よ。私は捜査に当たった刑事、自殺した刑事の事を思うと憎しみしかない!茶番に付き合わせた誰かに憎しみしかない。私達は悪を正す為に存在するし、靴底を減らして毎日毎日捜査に出てる。下らないプライドや威信を守る為に警察やってるんじゃない!ふざけるなって感じ!」
ここまで怒りを露わにする若菜は珍しい。美人だと言わせて満足げにおちゃらけていた姿はもはや消えていた。若菜を見た者は凍りつくかのような恐怖を感じ、怒りの炎の熱さに体が動かなくなる。それ程鬼気迫る姿を見せていた。よほど隠蔽などが記載された極秘資料が頭に来たのだろう。若菜の怒りは本物であった。


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