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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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関与-11

「私は警視総監になり、過去の未解決事件を含めて全ての捜査資料に目を通しました。その中で極秘資料を纏めたファイルを見つけました。それは警察側の都合でもみ消した案件など、警察のダークな部分がぎっしりと詰まった、まさにブラックボックスだった。こんな汚い事をしてまで正義を貫きたかったのかと思うようなものから隠蔽まで、警察の裏側がそこには記されていて、私はショックを受けました。その中でこの3億円事件の事も書いてありました。私は愕然とした。何故犯人が見つからなかったのか納得が行きました。先程マギーからの説明があった通り、札束の番号を控えていた為、強奪されたお金が使われれば足がつくと警察は見ていました。しかしそこにはとんでもない事実が隠されていたのです。それは札束の番号が記録されていた書類がいくら探しても出て来なかった、と言う事です。」
衝撃の事実に騒つく会議室。知られざる真実に全員が唾を飲み込む。

「札束が金庫から出される10日前までは金庫内にその書類が一緒に保管されていた事は確認されてたようです。でもいざ金庫から札束を出した時、その書類が忽然と姿を消していたとの事でした。その時はまさかこんな事件が起きるとは思ってもいなく、ボーナスとしてその札束が給付されればもう要らなくなる書類であると思い気に留めながらも問題視はしなかったとの証言が記されていました。しかしそれが発覚する前に警察は札束の番号を追えば、もし使われたりすればすぐに犯人の足がつくと記者会見で堂々と発表してしまった為、その事実を隠蔽し続けました。だから見つかる訳がない。何番の札束が強奪されたのか分からないんだから。しかし強奪されたお金が世に出ないとマスコミはますます騒ぐ。もし適当にどこどこで見つかったと嘘をつき使用された地域に捜査員を派遣して捜査してるふりをしなきゃならない。しかしそれでなくても大量の人員を捜査に費やしていた為、ダミー捜査で更に無駄な人員を割く事も出来ない。だから偽札を使い、もし該当する番号の札束が使われれば直ぐに足がつくぞと、世間を欺く必要があったとのことでした。ここでも真実よりも警察の下らない威信が優先された訳です。そんな捜査がまかり通っていた事自体が本当に信じられない。世間的には強奪されたお金の行方は分からない事になってるけど、犯人が番号の控えがないと分かっていたなら、もうバンバン使ってたでしょうね。一応使われた形跡はないとしながらも、聞き込みの時に最近羽振りの良くなった人物はいないかを優先して聞いていた事を考えれば、警察は世間への発表内容とは裏腹に、お金は既に使われている事前提で捜査を進めていた事になる。その矛盾に良く世間が黙っていたなと私は思う。警察の隠蔽体質は昔から変わってなかった。今でもその体質が残る署はある事でしょうね。その隠蔽体質が解決出来る事件を迷宮入りさせていると気づかなければ、日本の警察は絶対に良くはならない、そう思う。」
若菜はウェブカメラに鋭い視線を向け、警告を発したのであった。


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