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ほしかったおもちゃ。
【その他 官能小説】

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すいっちおん-1


朝…目が覚める…
心地よい香りに包まれたまま…

「起きました?下着…これ着てください。」
いつの間にか乾いていてきれいにたたんである下着を着る。
気づかないうちに彼女はタオルを巻いてくれていたらしい。
ふといつも元気なヤツが今日はおとなしい…。
昨日満足したからかな?っと思いつつ。

「こんなものしかないですが。」
この春一人暮らしを始めて以来朝食など取ったことはない。
トーストとコーヒーを口にし、時間を見る。
いつものギリギリ電車の一本前に余裕で間に合う時間だ。
週末、金曜日。
食事をいただき駅まで歩く。
彼女も同じ時間の電車に乗っているらしい。
特に会話はないけれど、並んで歩いて行った。
駅近くになると彼女はそっと…
「それじゃぁ、また。」
そういって小走りで駅に走る。
通勤時間、さすがにそこそこ人が居るので人目を気にしたのだろう。
会社につくといつもより早い出勤に驚かれるも構わずのんびりしていた。

昼休み、珍しく誰とも時間が合わず一人いつもの定食屋で昼食をとる。
スマホが鳴る…。ワン切りの後でLINEが入った。
”仕事が終わったら駅前のファミレスで待っています。”
彼女からだった。
行くべきか行かざるべきか…午後はそればかり考えて仕事にならなかったが、
時間はきちんと過ぎタイムカードを切る。
迷いがあったが誘われたままにファミレスに向かった。

「少し、待ちましたよ。」
彼女から声がかかる。続けてトイレに行くといい席を離れた。
コーヒーを注文し待っていると彼女が戻ってきた。
「カバンに入れておいてください。」
何かの布を渡してくる。パンツだ。
少し恥ずかしそうにうつむいた彼女を見つめている。
昨日と違うのはちょっと経ったら彼女からもこちらを見つめ返してくる…。
会話こそないがしばらく目と目を合わせたまま過ごす…。
ふとすると…
「にらめっこ終わり。出ましょう。」
彼女は伝票を取り立ち上がる。
追うように店を出ると、彼女は腕を絡めてきて、そのままの足取りで昨日の「おもちゃ屋」に向かった。

女性用のおもちゃが並んでいる棚を何か探すように見る彼女。
「このくらいの大きさ…ですよね…。」
ふと聞かれ彼女の手に取ったおもちゃを見ると、ちょうどボクの全開くらいの大きさのおもちゃだった。
「これにします。気に入りました。」
と言いそのおもちゃを買い…彼女の方から人気の少ない公園の多目的トイレに連れ込まれた。
抱きつかれ彼女から舌を入れてき…絡めてくる…。
ズボンの上に手を伸ばし優しく触りながら…。
「寒いから…少し温まりたくて…。」
そうつぶやくとまた唇を奪われる…。
手を取って…スカートの中に導かれた…。
パンツを脱いでいる彼女のストッキングは既に湿っており…指にぬめりけが絡みつく…。
抱きしめている彼女の香り…会社で包まれていた残り香…
むしょうにドキドキし始めるも…
どのくらいの時間抱き合っていたのだろう…彼女は名残惜しそうに言葉を発する…。
「そろそろ帰りましょうか…。」

腕を取り駅へ二人歩く。
週末の繁華街だがそれほど人はいない。
帰りはそのまま電車に並んで乗り、乗客もそんなに多くは乗っていなかった。
駅に降りると誰もいなくなるまで二人ベンチに座り…
いなくなったら抱き合って唇を重ねた…。
彼女が膝の上に載って向かい合うように…。
やがて立ち上がって…
「帰りましょ…ね…?」

手をつないでくる彼女のぬくもり。
そのまま彼女の部屋に帰る。
今日は玄関でストッキングは脱がなかった。
玄関に彼女は先上がるとくるっとこちらを向く。
「おかえり…なさい…。」
そういうと抱きついてキスをされる…。
そして手を取って部屋に入る…。
丁寧にスーツを脱がされ…ハンガーにかける。
彼女も自分のスーツを脱ぎ…ハンガーにかけると…
「シャワー…浴びましょ?」
そういい…バスルームへ。
乾燥機付きのイイ洗濯機にいつの間にかスーツから取ったパンツと思われる布と自分の下着…ボクの下着も入れた。


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