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桃子〜愛と悲しみと憎しみと〜
【ロリ 官能小説】

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二人の夏休み-4

 夏休みのセックスは続く。
 バックから腰を振っている時、ケンタはふともう一つの穴の存在に気付いた。
 桃子の膣に飽きたわけではない、それは充分に満足させてくれている、だが(もっとこの体を味わいたい、味わい尽くしたい)と言う気持ちは常に持っている。
 その穴……アナルはアソコよりも小さくて更に締まりがよさそうだ。
(この穴って使えねぇのかな……)
 ふと、そう思った。

 世の中には男同士でセックスまでしてしまうホモとかゲイとか言うものが存在し、尻の穴でセックスすると言うことは知っていた。
(うげ〜、気持ちワルッ)としか思わなかったが……。
 だが、桃子の尻の穴は魅力的に見える、思わずペニスを抜いて挿れ直したいと思ったくらいだ。
 だが、それを思い留まったのは(やっぱ汚ねぇよな、ケツの穴だもんよ)と言う思いから。
 その日はヴァギナでのセックスに終始し、ケンタはアナルセックスについて調べ始めた。
 浣腸が必要なこと、慣らし、ほぐしが必要なこと、お互いに感染症にならないためにコンドームを使った方が良いこと。
(メンドーだなぁ)と思う反面、膣とはまた違う味わいであることも書かれている。
(どうせ時間はたっぷりあるんだ、桃子は嫌がるかもしれないけど、結局はやらせてくれるだろうし……)
 お年玉はまだかなり残っていたのでイチジク浣腸を買うことに問題はない、かなり恥ずかしいが別に妙な気は回されない。
 だがコンドームは別だ、まさかコンビニや薬局で買うわけにも行かず、結局かなり遠くまで出向いて自動販売機で買った、これで準備は整った。

「アナルセックス?」
 桃子はそれを知らないようだった。
「その……つまり……お尻の穴でセックスすることだよ」
「お尻で?…………そんなことできるものなの?」
 ケンタが調べ上げたことを説明している間、桃子は真剣な表情で聴いていた。
「その『ほぐし』って言うの、ちゃんとしてくれる?」
「するする、間違いなく」
「なら…………いいよ」
 思った通り拒絶はされなかった、これで投資も無駄にせずに済む。
「最初は浣腸だな」
「それ、やらなきゃ駄目なの?」
「そりゃ駄目だろ?」
「そうよね……じゃぁ、それ頂戴」
 そう言うと桃子は手を差し出す、だがケンタは渡そうとはしない。
「一人で上手くできるの?」
「え?」
「自分の尻の穴ってさ、自分じゃ見えないじゃん」
「だけど……」
 つまりケンタは自分でやりたいのだ、と桃子は悟った。
 剥き出しのアナルを差し出して浣腸液を注入される……顔から火が出るほどに恥ずかしいはずなのだが、その姿を想像するとドキドキしてしまう。
 


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