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女教師ケイの放課後
【教師 官能小説】

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女教師ケイの放課後-13

目を開けると、夜中だった。


一瞬自分がどこにいるのか、わからなかった。
頭痛こそなかったが、脳の働きが鈍い。正体をなくすほど、爆睡していたようだ。


自分が見上げているのが見慣れぬ天井だと気がついたとき、合宿に来ていることをようやく思い出した。
周囲は暗く、静穏を保っている。時折、キーンと耳鳴りがした。


背中の感触と手ざわりから、どうやら布団に寝かされていることがわかった。
足もとが冷えると思ったら、浴衣が臍のところまで、まくれ上がっている。
自分の寝相の悪さに呆れながら、乱れを直そうとした。



手首になにかがくい込んでいる。しかも後ろ手に縛られているようだ。
そのせいで身体の自由が効かない。
まさかと思い、足に力を入れてみる。結果は同じだった。

僕は懸命にもがいた。ビクともしない。



身体の節々が悲鳴を上げた。腕に自重が懸かっているのだ。
少しでも楽な姿勢をとろうと身をひねったが動ける範囲は高が知れていた。


パニックになりそうな頭を必死で整理した。

夜中に両手両脚を縛られている。


それは理解できる。だが、誰が、何のために。



板倉たちの仕業ではないのか。彼らはよく、こういう悪ふざけを思いつくのだ。
僕が慌てふためくのをどこかで面白がって見ているのかもしれない。
でも、もし非常事態、例えば強盗にでも入られたとしたらどうだろう。
変に声を上げたりして相手を刺激しない方が良いのではないか。もう少し様子をみることにした。


静かだ。虫の鳴き声がやさしく、あたりを包んでいる。

さすがに田舎だけあって、都会の喧騒とはほど遠い。

縛られてさえいなければ、優雅に鼻唄でも歌っていたかもしれない。


ようやく暗闇に目が慣れてきた。首をまわしてみる。

横には誰もいない。姿もないし、人の体温も感じられない。


慣れない思考に疲れ、思い切って助けを呼ぼうとしたとき、近くで空気が動いた。
足音を殺して、頭のほうから忍び寄って来る。


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