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英雄ハンスの娘
【レイプ 官能小説】

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旅先での情事-1

 無言無表情でスーザニア人の英雄H・Mの影に隠れる少女ブラトコヴィッチ、先ほどまでНортхと呼ばれる国民車(ソフィアいわく唯のポンコツ)の車内で口汚くハンスを罵ってわめいていたのに、結局のところ彼を頼るしかないのだ、内戦のさなかスーザニア勢力圏でセレニナ人の彼女が安全でいられるためにはセレニナ人ハンスの後ろ盾が必要なのは仕方が無いことだった、受動的な性を受け入れることしか生きる術がないのが戦争の現実で、それでも反抗することを諦めないのがハンスにとってあどけなく人間らしい小悪魔的な本性に見え唯黙って従うより不実で、心を乱れさせる陰険な魅力を放っていた。
 質素ながらも清潔感のあるダブルのベット、親兄妹と見られていたのに、変に疑りもせずひとつの部屋でも大丈夫というかそんなことすら考えないある種のおっとりした田舎くささがスーザニア人ホストらしかった、キッチンは簡素でも一通り調理道具がそろっていて、シャワールームも狭かったが湯もつかえ、清潔だ。
「ハンスあんたって、とんでもないバカにみえるとき、あるよね〜」
「へぇ、君はどういうときにそう感じるんだい」
「さっきの宿主の肥満男に家族とかって言われて嬉しそうなツラしたじゃん」
「ああ、君が安全に旅できているんだと思えたからさ」
「違うでしょう〜家族だからって言われたからでしょ」
 心底軽蔑するような、汚らしいものを見下げるような、そんな目でハンスを蔑むS・ヴラトコヴィッチ、そのくせ逃げ出せないのが彼にとっては堪らない、この旅の間は予てから用意してきた排卵誘発剤を飲ませてみようか? いやだめだ、どこから仕入れたのかピルを隠しているような少女だ、得体の知れない薬を警戒し飲んだふりをして捨てられては堪らない、やはり注射器を使わざるを得まい……今までは見逃してきたが遊びのセックスは終わりだ、なぜなら幼い娼婦を楽しみたかったからで、やはりこの子は保護者として義理の父、そして義兄妹として孕ませたいのだ禁忌の愛として、決定的に愛情を与えてあげたい、たとえそれが支配的といわれようと、それがハンスのときめきでキモイ愛情表現、幼い今のままでなくてはこんな篤い性愛もいとおしい胸の焦がれも二度と味わえまい。
「ソフィア……君とはある程度は、ほんの少しだけは信頼関係を築いてきたつもりなんだよ、初めて君としたときのように、拳銃で脅したのは最初の一回だけじゃないかね? つまりそういうことだ、だからこれからも僕のことを信じてほしい、これから君に注射をしたいのだが、つまり黙って腕を出して欲しい」
「あんた、あんたって名前じゃないけど、何するつもり」
 一歩下がって納得のいかない、胡散臭いものに対し、眉根を寄せるソフィアだ、ああお願いだからそんなに疑わないで欲しい、君の事を思ってのことなのに、僕を悲しませないで、いきさつをかいつまんで説明するH・Mを話の途中から、ここに書くのもはばかれるような汚い言葉で罵倒するソフィアだった。
「君が避妊薬をこっそり飲んでいたことは知っている」
「何言ってるんだかしらねーし、死ねよ」
 ふて腐れた様な態度もかわいい、どうせ無駄なのに、
「こっそり持ってきたつもりかもしれないが、その薬はさっき処分したし、予備の薬も同様だ」
 薬をだしていたのはスーザニア軍医の老人だった、反戦主義者の臆病者、大スーザニア主義に反するなら軍事法廷にかけるぞと脅したら、すべてを諦めたようだ、これで収容所の女たちの妊娠の数がもっと増えるようになることだろう、そしてハンスの彼女も……
 お医者ごっこみたいに好い娘を椅子に座らせ左腕をまくる様に指示すると、思ったより素直にかいなをさしだすソフィアだ、幼さゆえにこの遊びという本気度がよくわかっていないのかもしれないし、諦めたのかもしれない、ということはハンスは抵抗して欲しかったのかもしれなかった、つまり抵抗するソフィアを服従させたかったという願望があった、真っ白の肌から蒼く浮き出る血管を見つけ、軽く叩き浮かび上がらせると、極細い注射針を刺し、シリンジの中に微かな血液が逆流し、ゆっくりと薬を……愛妾ソフィアの体内というか卵巣に働きかけてくれよ。
 娘のスリットは不思議だった、年齢からみて受け入れが難しいほどのディックを受け入れた後も、しゅっと閉じて元の一本筋にもどるのだ、そしてその非処女性ニンフィットがハンスにとって何より何度でも味わい深く楽しめる要素となっていることは小児性愛男性の方なら理解される方もいるのではないだろうか、つまりこの娘の小悪魔性がこういう形に表れるのだ。最近の趣味は行為を動画に残すことだった、しかしそれにも飽きたから、音声を記録することにする、そうしてその音声を旅行中車の中でソフィーと一緒に聴くのさ。
「あさっての朝はソフィーの産まれた村に行く、美しい渓谷があるんだって?」
 セックスの後村の水辺で無邪気に泳ぎ、渓流に飛び込む少女はギリシャ神話のニンフそのもの、その姿を目に焼き付けたいと思うハンスだ、こんな小さな可愛らしい少女がさっきまでこの僕に抱かれていたのに、今では水と戯れているなんて、あのまだ幼児体型のお腹の中に僕の精液を溜め込んだまま水の中で泳いでいるだなんて、セックスしている最中よりも今のこの少女の姿こそ最も興奮する、太陽に照らされた水泳帽一切色気の無い水着にこそ少女を見出しそこにこそ女を感じる、日常の何気ない姿こそがイイのじゃないか。


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