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人形たちの話
【教師 官能小説】

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人形が人形でない話-8


 先生の家は普通のマンションの一室だった。でも、女性特有の香りがする。どぎまぎしていると、
「シャワー、先に浴びていい?」
「は、はい……」
 小声で頷くしかなかった。先生は年上の余裕なのか僕のそんなところが可愛いと思っている節があって、「じゃあまた後でね」とひらひらと手を振って浴室と思われる場所に入っていった。
 シャワーの音がする。なぜかスクワットを始める僕。先生が見たら奇行にびっくりするだろう。でも落ち着かないのだ。
「……よし!」
 覚悟を決めた。一人暮らしの女性の部屋に男を招き入れるということは、そう言うことなのだ。理屈は通っている。大丈夫だ。
 そんな覚悟も、先生が出てきた途端、打ち砕かれる。
「先っ、」
「なあに?」
 バスタオル一枚の姿だった。それ以外は下着も付けていない。青少年にはきつ過ぎる光景だった。先生は細身だけど、意外と着やせするタイプなこともわかった。
 僕の狼狽が愛しいのか、先生はくすくすと笑う。
「シャワー浴びてらっしゃい」
 言う通りにしかできない。とりあえず、冷水のシャワーで全身の熱を取ろう。特に股間部を。




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