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よだかの星に微笑みを(第二部)
【SF 官能小説】

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藤澤蘭(一)-1

藤澤蘭は高層マンションに住んでいた。それも最上階だ。
「直接行っちゃう?」
「下手に攻撃とかされたくないな。普通に呼び出そう。」
組織の刺客たちは、どこでどうやられたのだろう。百人などと言っていたけれど、一斉に襲いかかったら大騒ぎになるはずだ。トラップでもあったのか。
部屋番号は分かっている。何事もなく入り口にたどり着き、部屋番号を入力すると、呼び鈴を鳴らしてみた。インターホンから声がした。
「はい。あの、どういうこと?」
変身したままだから当たり前かも知れないが、気づかれている。
「いや、別に。初めまして。弘前です。」
「あたしはアンカ。」
「変なの。二人だけみたいね。いま行くから。」
「ラッキー!」
敵に会う感覚ではなかった。

「何の用、なんて聞かないけど、どういうつもり?」
「藤澤さんは、どんな人?」
藤澤蘭は、背の高いモデルのような美人だった。目付きではなく、顔つきから冷たそうな印象を受けた。
「・・・ソープ嬢とか、デリヘルって知ってるでしょ。」
「いや、仕事じゃなくて。ん、仕事か?」
「ビッチなのね。」
藤澤は一瞬アンカをひやりと見つめたが、俺の方に向くと
「あなた、あたしの知らないタイプ。でも虫よね。」
「見た通りだよ。でも組織の人間じゃない。」
「あたしは組織だけど、喧嘩売りに来たんじゃないよ。」
「・・・・・・」
「飲みにでも行く?」
俺は唐突に誘ってみた。藤澤は断らなかった。


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