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よだかの星に微笑みを(第二部)
【SF 官能小説】

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接触(二)-1

「Gaaaarg!!」
この子が改造人間だったのを俺はすっかり忘れていた。変身したのに自分で気づいていないようだ。
幸い、性器に変化はなかったが、今、彼女はトカゲである。イグアナかもしれない。獣姦になってしまった。
オオトカゲの股を舐めるという奇行中の奇行である。腹筋も、硬そうなおっぱいも触る前だったのが残念だ。
エクスタシーの津波に翻弄されているアンカは
「ひろさきくん、ひどい、ひどい」
途切れ途切れ、か細い声でそう言った。
「ん?」
初めからずっと流れ出ている汁の味が変わった事に気がついた。塩辛いヨーグルトに酒が混ざったみたいだった。そして、口に入った汁を飲み込むのがやめられないほど俺は興奮してきた。
トカゲの陰核に吸い付いたまま、俺はやっと衣服を脱ぎ、汁の出てくる閉じた穴めがけて差し込んだ。
「ああん!」
「うっ!」
入れた瞬間、全身雨に打たれるような快感が走り抜けた。瞬時に変身した俺の男は彼女の中をいよいよ深々と突き抜いていった。
爬虫類と昆虫のセックスが始まった。目の前のコモドオオトカゲがオオスズメバチを見て言った。
「ひろさきくん、その格好! 敵だったの?」
「違うよ! アンカさんこそ、何?」
「アンカって呼んで!」
「本当に初めてなの?」
「子宮が壊れそう!」
相互に反目する組織の新型改造人間が対面・接触しているのに、快感が強すぎて、会話にもならない。ますます激しく俺たちは腰を重ねた。
俺には、奴隷化機能と俺が勝手に名付けた働きがあった。それが相手にもあったのに違いない。力が拮抗していた俺たちは、効果なしの快感の与え合いになっていたようだ。
心身とも、本当に動物みたいに、否、動物以下になりきっていた。
「死ぬ! 死んじゃう!」
アンカはただのトカゲではなかった。喘ぎ声を高く上げる度に、全身が、そして各部分がさまざまな動物に変化していく。俺はあらゆる野生動物を休まず獣姦した。
アンカの腹の中はどうなっているのか、がっちり食い込んだ俺は抜けられなかった。力で引き抜いたら、彼女の内臓が出てしまうか、俺のものが引きちぎれるかしたかもしれない。
射精五回目でアンカは気絶した。体も戻った。白目を剥いて口を開けている。下では当然、小も大も漏らしていた。うっすらとだが、体にあの線模様が現れていた。
俺の体のほうが強いらしい。
「いてて。」
こちらは睾丸が腫れて膨らんでいた。彼女の毒のせいだろう。
アンカはどうやっても起きなかった。女の汚れ物を片付けた俺も、裸のまま、ようやく触れられたアンカの腹筋を枕に眠ってしまった。


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