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ピンクモアール 〜魅惑のフェロモン
【OL/お姉さん 官能小説】

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悩める恭子-2

するとすぐに浜野からLINEが来た。
「!?」
そこには昨夜、浜野に撮られた痴態の限りが添付されていた。その写真を見ただけで怖くなったが、ムラっとしてしまう自分もいた。併せて昨日の昼間に行われたLINEのやりとりも再び見た。そこには自分から誘う文面が記録されている。
「これじゃ、誰が見ても私から浜野君を誘ってエッチしてるって思われても仕方ないじゃない…」
もし裁判を起こしてこの証拠を出されたら絶対に勝てないなと思った。自分が研究に研究を重ねて作り上げたフェロモン成分で自分がここまで追い込まれる事になろうとは想像もしていなかった。こうなった以上は浜野の言う事を聞いておいた方が得策だと思う。だがいつまた体を求められるか分からないし、その気になってしまう自分を自制する自信もなかった。

「私に飽きてくれるのを待つしかない…」
フェロモン成分を無効化する物を開発する手もあるが、結婚してもし妊娠したならば休職するつもりだ。開発している時間はない。恭子は結婚して早く妊娠して休職し浜野と会わない状況を作る事がこの関係を断ち切る一番有効な手段だと考えた。
「それまで何が何でも秘密を守らないと…」
求められてもひたすら耐え、早く結婚し休職しないと自分の人生は破滅する…、そんな恐怖に襲われたのであった。

つかさら4人は自ら浜野にLINEをした。みんな内容は一緒だ。昨日の事は誰にも…、と。するとすぐに返事が来た。分かってる、大丈夫だと。つかさ以外には。
つかさにはこれからの関係も仄めかすかのような内容が送られて来た。
「梨田課長、昨日愛人が俺に散々悶えさせられた事なんて知らずにガンガン説教垂れて来るわ。マジむかつく。つかさと不倫関係にある事ネタに黙らせようかな。」
と。つかさは慌てて返事する。
「お願いです、やめて下さい!」
「じゃあ今日18時に仕事終わったら第3会議室に来いよ。今日は課長と会うんだったよな?その前にお前の体をウォーミングアップさせてやるからさ。」
「分かりました。」

つかさには関係を黙ってて欲しいから指示に従うのか、それとも浜野との関係を自らが求めているのかが良く分からなかった。秘密をバラされるのは嫌だが、求められる事に対して拒否する気持ちがない事に気づく。まさか自分がフェロモン成分によりコントロールされているだなどとは思ってもいないつかさであった。

「私、こんな事されて悦んでたんだ…」
つかさはLINEで送られて来た昨日の三角木馬での折檻画像を見て溜息をついたのであった。


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