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愉楽
【SM 官能小説】

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愉楽-11

わたくしが舌先でタクヤさんの垂袋をなであげると、睾丸が微かに引きつき、肉芯が泡立ちな
がら痒いような硬さを含んでいきました。舌先がまだ薄桃色の亀頭に触れ、雁首のえらをえぐ
り、溝に沿いながら這わせると、彼は微かな快感に小さな息を洩らし、舌の尖った先端がペニ
スの鈴口の割れ目をつつくと敏感に肉幹がそり返るのです。いつのまにかとても堅くなったペ
ニスの先端に粘り気のある液が湿り、唇を薄く開いたわたくしの舌先が、つるりとした包皮に
浮き出した蒼い静脈をなぞりながら肉幹の根元に絡むのでした。

そして、タクヤさんがわたくしに覆いかぶさり、堅いゴム毬のような若尻を小刻みに震わせ、
わたくしの下半身に腰を押しつけ、蠕動を繰り返し、漲る肉棒から精液を滴らせる憧憬……。
欲情する夢に苛まれるように、けっして受け入れることができなかった彼のものの残像が、
わたくしの中で肥大化し、肉襞を突き破り、迸る生あたたかな精液が子宮深く充たしていく…。

ふと目覚めるとわたくしが含んでいたのは、いつもの主人の指だったのです。

よい夢を見ていたようだな、ナオミ。夫は眼窩にぬれぬれとした薄笑いを忍ばせ、わたくしの
目の前に蜜液で濡れきった指を差し出しました。どんな夢だったか、わしに聞かせてもらえな
いだろうか。わたくしは夫の声に自分の恥辱を逆なでされるような思いでした。
夫はわたしの顔色を察したように、たとえ夢であったとしてもタクヤのものはよほどよかった
ようだなと言い、蜜汁で濡れた指をわたくしの唇に擦りつけました。  

それから夫は、わたくしの鼻先に自分のものを突きつけ、口でしゃぶることを初めて命じまし
た。これほど近くで見た夫の性器は初めてでした。男性器と言いながら、それはタクヤさんの
ものとは似てもつかない異質のものでした。かさかさと渇いた白毛が混じった薄い恥毛が枯れ
たように巻き、黒々とした陰嚢が死んだように縮こまり、生臭い湿っぽさを含んでだらりと垂
れた性器は、干した奇怪な幼虫のように蒼く、血脈が薄く透けた包皮が亀頭のくびれたえらを
包み込み、鈴口はまるで死んだ魚の目のようでした。

結婚してからというもの、夫はわたくしの前に自分の性器をこれほどまでに露わに晒したこと
はなく、どちらかというと男性機能を失った自らの性器を暗に隠しているような気さえしてい
ましたから、夫がわたくしの目の前に初めて差し出した性器のあまりの醜さに思わず顔を背け
たくなるような、そして、何よりも夫という男性そのものに対しての烈しい嫌悪感をいだいた
のでございます。夫の端正な顔、そして麗しい女形の舞踊からはまったく想像もできない、
それは奇怪で醜悪な別の生き物のようでした。

わたくしは夫の肉塊のあまりの醜さに胃を締めあげられるような嘔吐に襲われ、咽喉を小刻み
に震わせながら恐る恐る夫の股間に顔を埋めました。夫がわたくしの顔をぐっと股間に引き寄
せた瞬間、微かな微熱を含んだものは唇を押し広げながらぬるりと舌を擦ったのでございます。

胃液が突き上げてくるような不快な臭いと肉の感触……。そして、わたくしは、いつまでも
堅くならない夫のものをしゃぶり続けなければなりませんでした。そう……気が遠くなるほど、
唾液が涸渇するほど、愛撫に疲れ果て、タクヤさんの夢をみることができないほど、長い時間
をかけて、夜がふけるまで……。



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