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恋のばんそうこう
【女性向け 官能小説】

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「いいなぁ〜白木か〜」
絵里は白木の顔に騙されてる!

「綾香は結局、なんだかんだ言ってイイ男捕まえたよねぇ〜」
捕まえた訳じゃないけどね。

「いいな〜白木と恋人つなぎしたぁ〜い」

白木と恋人つなぎなんかぜっっっったい、しない!

「綾香」

後ろから声をかけられて振り向けば
白木と、斉藤で。

「おはよう」
と私たちに追いついた白木は左手で私の耳たぶをそっと触って笑った。

「あらっ」
その親密な行為に絵里はニヤニヤしたけど
私は昨日からの白木の豹変ぶりに驚いて声が出なかった。

いきなり名前呼び?

「おはよ・・?」
「なに話してた?」

大して興味もないだろうに
斉藤の前で彼氏役に徹する白木は余念がない。

「白木と恋人つなぎしたいなぁ〜って」
絵里が嬉しそうに話すけど
内心、めんどくさいと思っているだろう白木はニヤッと笑って
「こう?」
と、私の手と指をからめてギュッと握った。

やめてよっ!
私は無言で振り払おうとしたのに
あいつの握力は半端なく、手が外れない!

そんな白木に呆れるように斉藤が
「昨日の合コンで2人にいったい何があったんだよ」
と、ため息をついてるけど、そーゆー設定なんだって。





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