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痴漢の巣窟書店 −特急列車添乗員―
【痴漢/痴女 官能小説】

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第1話 キャリアウーマンの淫性、暴かれる-5

 辰己はこの書店の店員でもあり、一見してそうと分かるエプロンなどを身に付けていた。
 陽子は平然としていた。辰己の出現や、フェラシーンを見られた事にも、動揺を見せなかった。涌井が平気な顔をしているから、見られても問題ないのだと認識したのであろうが、それにしても、一瞬たりとも驚きも戸惑いもしない様は、彼女の肝が充分に据わっている事を知らしめた。キャリアウーマンとしても淫乱女としても豊富な、経験のなせる技だ。
 辰己をうっとりと見上げる陽子の視線には、ヴァギナに挿入せずに果ててしまった涌井に代わって、こちらの男が挿入の快感を味わわせてくれるのだろうという確信に満ちていた。自分が辰己に犯されるのを、当然の事として受け入れている目の色だった。
「これで小奇麗にして、俺にもフェラしてくれ。」
 辰己に手渡されたおしぼりで、陽子はササッと顔を拭いて涌井の精液を取り去り、辰己のペニスへと食らいついていく。
 ジュボッ、ジュボッ、ジュルジュル、シコシコシコ、レロレロレロ、ジュッポン、ジュッポン、レロン、レロン、レロン・・・
 またもや、陽子の熟練のフェラが展開された。また、入れる前に出されてしまっては、などという遠慮は微塵もなかった。ヌくつもり満々という様相の、情熱的なフェラだ。
「おお・・、コイツは、油断していると俺も、入れる前に出しちまうぜ。」
 辰己は、両手を陽子の両脇の下に突っ込んで、彼女を立ち上がらせた。書棚に背中を預ける姿勢にさせると、片手で正面から股座《またぐら》をムンズと掴み、グイッと上方に力を懸け、ぐりぐりと前後左右に動かした。
 ホワイトジーンズの縫い目の堅い部分が、また、陽子の割れ目に押し付けられた。陽子の口がだらしなくポカンと開いた。眼は焦点を失い、遠くを彷徨《さまよ》った。首からは力が失われ、頭部がカクンと後ろに倒れ、顔を天井に向ける形になった。そして、
「あぁぁ・・、あはぁあぁぁぁ・・、ふわぁぁぁ・・・、はあぁぁぁぁ・・・」
 低く深い、包容力を感じさせる吐息を漏らした。三十路女の色気というものを、存分に堪能出来た。五臓六腑にまで呼吸音が染み込んで行き、その振動だけでも、辰己のペニスは十分な快感を提供されているかのようだった。
 だが、その振動で満足するわけも無く、ひとしきり陽子の股間をぐりぐりと弄んだ後、辰己は、股にぴったりと張り付いているホワイトジーンズのファスナーを降ろした。その奥から覗いて見えた、濃紫色の薄っぺらい布切れをも引き下ろし、その布地とヴァギナの隙間に、辰己は鬼頭をねじ込んで行った。
 ズボンとパンティーを履いたままの陽子に、ペニスでのマンズリを食らわせようという体勢だ。厚手で硬さのあるホワイトジーンズの布地が、がっちりと力強くペニスをホールドする事で、辰己の鬼頭は絶妙な力加減で陽子のヴァギナに押し付けられた。
 辰己の腰のスィングが巻き起こす摩擦刺激は、瞬時に陽子をのけ反らせた。だらしなく開いた口からは、切な気な喘ぎ声を漏らさせた。
「ああぁあぁあぅああぁっ・・、あぁはぁああぁぁっ・・、はぅあぅあはぁあぁぁっ・・」
 カチコチのホワイトジーンズに押し付けられているとはいえ、辰己のペニスとの接触面には、濃紫色のパンティーの柔らかい布地が当たっていたので、辰己には痛いどころか最高に心地よかった。陽子のヴァギナと擦れている上側の面も、パンティーに触れている下側の面も、心地良い限りの肌触りだ。
 しかも、辰己が腰をスィングさせる必要があったのは、4・5回だけだった。その後は、陽子の方から腰をスィングさせて来た。その腰の軌道がまた、熟練もののエロティックなものだった。直線的では無く、複雑なカーブやウェーブが要所要所に紛れ込んでいた。フラメンコかレゲーでも踊っているかのようだった。
 先ほどのフェラにも匹敵する快楽を堪能出来た辰己は、両手と口で、陽子の上半身の賞味に取り掛かった。巨大な乳房は、当然のごとく、揉んだ。揉んで、揉んで、揉みしだいた。五指を大きく開き、乳房全体を包み込むように手を当てがい、指の関節の力の限界に挑むかの如くに、曲げ伸ばしを繰り返した。
 ゆったりとしたT−シャツで目立たなかった分、手をあてがった事で露わになった、半球の形状のシルエットには、驚異的な程の迫力があった。指先がめり込んで行く事で実感できた、乳房の柔軟性や弾力や重量感は、たまらない程味わい深いものがあった。
 手を固定して、指の曲げ伸ばしだけで、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み・・・。
 手で円を描きながら、それに同調して指も曲げ伸ばししながら、揉み、揉み、揉み・・・。
 数秒後に、手を回す向きを変え、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み・・・。
 また回す向きを変え、揉み、揉み、揉み・・。回転を反転し、揉み、揉み、揉み・・・。
 再び手を固定し、指の曲げ伸ばしで、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み・・・。
 手を回転させ、揉み、揉み、揉み・・・。回転を反転、揉み、揉み、揉み・・・。
 熱視線を乳房に注ぎ続け、視覚でも味わい、もちろん触覚も賞味し、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み、揉み・・・・・・。
 揉むたびに陽子の表情が歪んだ。上唇と下唇が、離れたり近づいたり、首の角度も、右へ左へと往復。乳房を揉まれる快感が、視覚的に十分に認識できるような陽子のリアクションが、辰巳にはたまらなかった。
 腰のスィングも継続していた。フェラにも匹敵する刺激を与えつつ、ペニスとヴァギナに摩擦を生じさせた。
 揉み、揉み、揉み・・・。手に覚える感触が、たまらない。歪む顔、開閉する口、右往左往の首、視覚的に感知できる陽子の快感の悶えが、たまらない。腰のスィングで、摩擦されるペニスとヴァギナの感触が、たまらない。


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