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痴漢の巣窟書店 −特急列車添乗員―
【痴漢/痴女 官能小説】

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第1話 キャリアウーマンの淫性、暴かれる-6

 目からも、手からも、ペニスからも、快感が怒涛の如く押し寄せて来た。辰己の全てが、快感に包囲された。辰己という存在が、快感で飽和された。
「もう、入れるぜ。」
「入れてぇぇ。」
「むこう向いて、尻をまくって突き出すんだ。」
 グイグイグイっと陽子は、腰に張り付いたホワイトジーンズを擦り降ろす。腰を左右に振りながらでないと、脱げないようだ。タイトに張り付き、ボディーラインを露わにするジーンズとは、そんなものだ。懸命の格闘の末、ようやく太腿の辺りまでが露出された。その状態で、前にある書棚に両手をついて、深い前傾姿勢で、陽子は尻を突き出した。
「ハメるぜ。」
「ハメてぇー。」
 辰己の鬼頭が、陽子のヴァギナに密着した。突入した。鬼頭が肉壁を掻き分けた。鬼頭が肉壁を摩擦した。鬼頭が肉壁を押し広げた。ペニスの根元に向かって、肉壁のヌメヌメした感触が広がった。陽子の体温も、鬼頭から根元に向かって、存在を強烈に主張して来た。やがて、ペニスの全域に、陽子のぬめりと体温を実感出来るようになった。
 豊富な男性経験のなせる業か、陽子のヴァギナの肉壁は、鬼頭の真皮にも根元の角質層にも、絶妙によく馴染んだ。吸い付くように、ねっとりと隙間なく張り付き、鍵と鍵穴のごとくに、ペニスとヴァギナの形状が同一化した。
 ヴァギナがペニスに整形され、陽子が辰己に染められた。そんな表現が辰己の脳裏をよぎった。これが支配だ。征服だ。自分は今、確かにこの女を征服したのだ。充足感が、辰己を満たした。
「突いてぇぇ。」
 感慨に耽《ふけ》ってピストンを繰り出しもしなかった辰己に、陽子の懇願の声が届いた。
「はいよ。しょうがねぇ、スケベな子猫だぜ。」
 最初はゆっくりと、徐々に加速し、そしてトップギアに至って、辰己は陽子を責め立てた。
ズボズボズボズボズボズボズボズボ・・・
 ピストンがもたらす摩擦と圧力が、絶え間ない電撃となってヴァギナから陽子の全身へと、ペニスから辰己の全身へと、駆け上った。
「ああぁっ・・、あはぁあっ・・、ああぁぁああぁぁっ・・・」
 陽子の喘ぎ声には、もはや一切の抑制も無かった。場所柄も状況も全て失念し、ただただ快感に身を委ねて、喘ぎ悶えた。
 その声は書店中に広がっていたが、この時点で、店内には一般人は居なくなっていた。組織の男や、性奴隷・性玩具となり果てた女達が上手く立ち回って、書店から追い払っていたのだ。
 主婦の中に紛れていた性玩具の女が、もうじきスーパーのタイムセールだとか言って、主婦たちを連れて去って行った。中高生に人気のアイドルを近くで見かけたなどと言った性奴隷の女子高生によって、一般の中高生の男女も、店から姿を消した。店内には客を装った男女が数人いたが、一般人は一人もいなかった。
 その事を承知した上で、辰己は渾身のピストンを繰り出したのだった。
「ああぁぁああぁぁっ・・、あっはぁああぁぁああぁぁっ・・、はぁあぁはぁああぁぁっ・・」
 狂ったように、盛大に、陽子は喘いだ。店のどこに居ても、はっきり聞こえる程の声量で、陽子は快感を表出していた。そして、店のどこに居ても聞き取れるような声量と滑舌で、陽子は絶頂の到来を宣言した。
「あっ!イッちゃいますっ!あぁっ!イックぅうううううぅぅぅぅううううぅぅぅっ!」
 絶頂を経てもお構いなしに、辰己のピストンは継続された。ねっとりと湿潤したヴァギナの内壁の触感を堪能し続けた。
 重力に引かれた巨乳が、T−シャツを下方向に強烈な圧力で引っ張り、それが前後に大きな振り幅の振動を見せたので、破れる直前かと思われる布地からは悲鳴が聞こえてきそうだ。陽子の身体が垂直である間は、余裕しゃくしゃくだったのに、前傾姿勢になったとたんに拷問のような圧迫に、陽子が纏うT−シャツは見舞われることになったのだ。
 腰のピストンを継続しながら、辰己はその両乳房を両手でムンズと握った。指の間から、流れて零れ落ちるのではと感じさせる、柔軟性と重量感を、辰己の両手の五指が検出した。乳房の表面が指に絡まり付いて来るような感覚さえ味わわされた。
 腰のスィングは、乳房の揺れを経由して辰己の両腕へと還元されて来る。その、乳房の揺れがもたらす掌の感触の心地良さに、腰のスィングは更に軽快に、リズミカルになった。
 乳房ごと手前に引き寄せるようにして、辰己は陽子の上体を垂直に戻した。そのまま突き上げるように、腰のスィングを継続した。乳房の揺れは、上下動へと様相を変えた。布地を引きちぎるような下への圧力からは逃れられたT−シャツだったが、巨大な乳房の激しい上下動によって、徐々にずり上がり、めくれ上がって行った。乳房の上の部分の、布地のたるみや皺《しわ》が増えて行く。T−シャツが乳房に翻弄され、もみくちゃにされているという印象だ。
 さっきは強烈な重みで下方向に引っ張られる責め苦で、今度はしわくちゃのもみくちゃにされて揺さぶられる責め苦だ。その悲鳴に突き動かされたのか、辰己はT−シャツを陽子から解き放ってやった。陽子の頭部と両腕を通過して行った布地が、2人の斜め後ろ方向へ飛翔した。一挙に脱がせたT−シャツを、辰己が放り投げたのだ。
 更にブラジャーも外し、同じく斜め後ろ上方に目がけて放り投げた。一旦ペニスを引き抜き、ズボンとパンティーも完全に引き下ろし、陽子から剥ぎ取り、また、上斜め後ろに放り投げた。T−シャツとホワイトジーンズと下着が、彼等の後ろにある書棚の上端に、ぐったりした様子でぶら下がっていた。


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