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ジュディー
【その他 官能小説】

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ジュディー-21

 「見たことあんの?」
 「無い」
 「それじゃ何で分かるの?」
 「チンポ入れた時の感覚でそう思う」
 「口はプッシーと同じ感覚?」
 「まあ似たようなもんだな」
 「どっちが好き?」
 「プッシーの方が好き」
 「どうして?」
 「口で吸われるとおっぱいが見れない」
 「おっぱいが基準になってるのか」
 「そう。おっぱいは男に無いものだから」
 「日本人でも大きいおっぱいが好きな男はいるのね」
 「それはそうさ。何人だろうとおっぱいは大きいのがいいに決まってる」
 「そんなことは無いでしょ。この仕事の前にモデル・クラブに入ってたことあるけど、日本人はあまり巨大な胸は好まないんだって言われたわ」
 「そんなことは無い。それは認識不足だな。日本人は日本人の女が胸が小さいから渋々それで我慢させられてきただけなんだ」
 「そうかしら」
 「ああ。今売れてるポルノ女優見てごらん。皆大きいおっぱいしてるだろ」
 「そうね。でも私ほどじゃないわ」
 「そうさ。だからジュディーがナンバーワンなんだ」
 「それじゃ単に胸が大きければいいことになるじゃない」
 「まあそうだな」
 「馬鹿。顔も脚も重要なのよ」
 「それはまあ、顔と脚が無くておっぱいだけ其処に転がっていたら気持ち悪くて駄目だな」
 「単に顔と脚があればいいという訳じゃないの」
 「ところで来月、サイパンとかグァムとか海外での撮影が何件か入ってるだろ。僕も同行するんですかって社長に聞いたら怒鳴られちゃったよ」
 「マネージャーが行かないでどうすんのよ」
 「いや、旅行の手配だけすればいいのかと思って」
 「何で? 行きたく無いの?」
 「そんなことは無いけどパスポート持ってないから」
 「何? それじゃ外国行ったこと無いの?」
 「無い」
 「それで何で英語喋れるの?」
 「英語なんて国際語だよ」
 「そうだけど普通の日本人は喋れないじゃないの」
 「まあ喋る機会が無いから」
 「それじゃキヨシは喋る機会があったの?」
 「昔ね」
 「何してたの?」
 「仕事?」
 「ええ」
 「仕事は今と同じ。違った、前と同じ。経理係」
 「経理係が何で英語使うの」
 「仕事じゃなくて私生活で必要だった」
 「どうして?」
 「まあ国際的な私生活してたから」
 「国際的な私生活? それってどんな私生活?」
 「つまり外人と付き合ってた」
 「何人?」
 「フィリピン人」
 「なーるほど。女だ」
 「まあ性別はどっちでもいいんだけどそういう必要があって使う機会があった」
 「それでその女とは同棲してたの?」
 「だから男とも女とも言って無いだろ」
 「女に決まってるでしょ、そんなの」
 「何で? 僕が男と付き合ったらおかしいのか?」
 「ホモじゃないでしょ」
 「馬鹿。付き合いって言うと直ぐセックスを連想するんだな。国際政治について語り合ったり民族的特性について語り合うのも付き合いのうちさ」
 「ファックするのに何で国際政治の話が出てくるの?」
 「だから民主主義的なセックスはどういうのかとか、専制君主的なファックをしようとか」
 「それでその女とはどうして別れたの?」
 「いやいや、冗談。女では無いし、真面目な付き合い」
 「怪しいなあ。別に過去の話なんだから何があってもいいのよ。私が嫉妬したりすると思ってんの?」
 「それじゃ言うけど女。ちょっと同棲してたんだ」
 「何? 女と同棲してた? 許せない」
 「おいおい」
 「冗談よ。で、どんな女だったの?」
 「普通の。おっぱいもプッシーも持ってる女だった」
 「馬鹿、おっぱいとプッシーは誰でも持ってるの。何やってる女だったの?」
 「フィリピン・クラブで働いてた」
 「ああ、ホステスか。それと同棲したの? やるわねえ」
 「まあ、チンポがデカイから」
 「ちっともデカク無い」
 「ジュディーのプッシーと比較するからだ」


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