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聖夜の秘めごと
【同性愛♀ 官能小説】

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聖夜の秘めごと-8

「い、いや……やめて、やめさせて、晶ちゃん!」
「どうして? 沙耶は上手よ、愉しませてもらえばいいじゃない」
 晶は沙耶を止めるどころか、詩織の背中のファスナーを引き下ろしながら、うなじや肩に指先を滑らせてくる。
 そしてさらに鎖骨をたどり、ブラジャーの上から大きさをたしかめるような手つきで胸を撫でていく。
 その間にも、沙耶は詩織パンティーを剥ぎ取り、両脚の付け根あたりに濃密な口づけを繰り返してくる。
 痛いのとも、こそばゆいのとも違う、ぞくぞくするような感触。
 頭の芯が、じん、と痺れていく。
 抵抗しようと思えばできたはずなのに、詩織はされるがままになっていた。
 秘部の周囲にちろちろと舌を這わせながら、沙耶が楽しそうに笑う。
「詩織ちゃんのここ、かわいい。ピンク色で、ヒクヒクってしてる」
「や、やだ……だめ、沙耶ちゃ……あっ……」
 ねっとりとした温かな舌先が、詩織の割れ目をゆっくりと上下に舐め上げていく。
 ぴちゃ、ぴちゃ、と濡れた水音が聞こえる。
わたし、いったい何をされているの?
 どうして、こんな。
 気が狂いそうな羞恥。
 ぞわぞわと迫りくる快楽の予兆。
 下腹の奥が燃えるように熱く疼いている。
「だ、だめっ、もう……んんっ……!」
 思わず背中を反らせた拍子にワンピースの布地が肩から落ちると、下着の中にまで晶の指が潜り込んできた。 
 乳首の先端に直接触れられると、微弱な電流を流し込まれたような衝撃が背筋を駆け抜けていく。
 自分の意志とは無関係に、びくん、びくん、と体が跳ねる。
 耳元に、叱責するような晶の声が注ぎ込まれていく。
「詩織ったら真面目な顔してるくせに、もう乳首ビンビンじゃない。わたしの話を聞いて興奮しちゃった? それとも沙耶のオナニー見てその気になったの?」
「そ、そんな、わたし」
 返す言葉が思いつかない。
 口ごもっているうちに下着が強引に押し上げられ、ささやかな胸のふくらみが剥き出しにされていく。
 青白い乳肌の先端で、そこだけは赤みを帯びた乳頭がぷっくりと大きく張りつめている。
 晶の美しい爪が、嬲るように小さな突起を擦り立てていく。
 胸の先からとろとろと甘い快感が染み込んでくるようで、詩織はいつしか自分でも気付かないうちにはしたない喘ぎを漏らしていた。
 こんなことされたくない。
 性的なことは考えるのも不潔な気がして、これまで友人同士の間でも話題にすることすら避けてきた。
 なのに、どうして。
 体が蕩けていく。
 頭がおかしくなりそうなほど気持ちいい。
「ん……おいしい、詩織ちゃんのおま×こ……すごくエッチで、かわいい……」
 沙耶はぴちゃぴちゃと音を鳴らして詩織の恥ずかしいところを舐めまわしながら、指で陰唇を押し広げ、隠れていた小さな肉芽に唾液を塗り付けてくる。
 剥き身にされたクリトリスが、ちゅうちゅうと音を立てて吸われていく。
 濡れた膣穴の入り口を、何本かの指でこじ開けられ、粘膜の襞をそろそろと撫でられていく。
 言葉にならないほどの強烈な衝撃。
「い、いや……やめて、やめてえっ!」
 喉の奥から悲鳴のような声が放たれた。
 やめて、と叫びながらも、詩織はもっと舐めてほしいとでも言いたげに自ら腰を浮かせて自身の秘部を沙耶の口元に押し付けていた。
 じくん、じくん、と体の深いところが激しく疼いている。
 もっと、もっと欲しい。
 陰核に与えられる刺激が強まるほど、乳首への愛撫から得られる快感も深まっていく。
 視界の端でクリスマスツリーのライトが明滅している。
 壁際にはプレゼントの箱のディスプレイ、床にはワインの赤い染み。
 世界がくるくると回っている。
 詩織の乳頭をこりこりと揉みながら、晶が何かを囁きかけてきた。
「これで……ね」
 うまく聞き取れない。
 自分の呼吸音と、沙耶の唾液の音が邪魔をする。
「え……?」
「これで詩織も、本当の友達ねって言ったの。今夜のことはわたしたちだけの秘密よ。絶対に誰にも言っちゃだめ」
 詩織は曖昧に頷いた。
 そんなこと言われなくても、誰にも話せるはずがない。
 言ったところで、きっと誰にも信じてもらえない。
 沙耶は執拗に詩織の陰核をしゃぶり続けている。
 抉るように強く舌を絡めてくるかと思えば、優しく慈しむように舌全体で肉豆を包み込んでいく。
 絶妙な舌遣いに、意識が朦朧としてくる。
 ふいに、猛烈な尿意に似た感覚がこみあげてきた。
 それは詩織の下腹部を圧迫し、いまにも破裂しそうなほど急激に高まっていく。
「や、やだ、こんな……沙耶ちゃん、やめて、やめてえっ……!」
「あら、もうイッちゃうの? だめよ、詩織。その前に約束して」
 晶が痛いほどの力で、硬く勃起した詩織の乳頭を擦り上げていく。
 痛みは感じない。
 ただ、気も狂わんばかりの快楽が押し寄せてくる。
 まるで淫らな拷問を受けているようだった。
「あ、あっ……約束って……?」
「わたしたち、ずっと友達でしょう? 何があっても、仲良しでいてくれるわよね?」
「え、ええ……」
「さっき、沙耶の話をしたのを覚えてる? ろくでもない双子の兄弟の話」


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