投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

Halloween 〜Trick or cosplay〜
【制服 官能小説】

Halloween 〜Trick or cosplay〜の最初へ Halloween 〜Trick or cosplay〜 62 Halloween 〜Trick or cosplay〜 64 Halloween 〜Trick or cosplay〜の最後へ

第9章 夏の終わり-4

「私ね、あの時…怖かったの。貴之君が私だけを見ていなかったから…。貴之君の目は明らかに神崎さんを見てた。またって思った。何でよりによってまた神崎さんなんだって…。もうあんな思いするのは嫌…。でももう貴之君の事を諦められる自信がなかったの。だからすぐに抱かせて自分に気を惹かせようって焦ったの。貴之君はエッチな私に興味を向けてくれた。これで神崎さんより全然リード出来たって思った。でも貴之君の気持ちから神崎さんが消える事はなかった。私、知ってるの。貴之君が神崎さんの出るコスプレイベントに通ってる事。LINEで連絡取り合ってるのも知ってる。私、怖くて…。だから私が勝つにはもっともっとエッチな事を貴之君にしてあげなきゃって。それに神崎さんも貴之君の事が気になってる…、いえ、好きなはず。私、分かるの。あの時と同じ胸騒ぎって言うか感覚がするの。その感覚に潰れそうで怖かった。だからクリスマスにサンタのコスプレをしたわ。コスプレにはまってる貴之君の気を惹きたくて。でも初めはコスプレなんか忘れて普通に抱き合ってくれたのが嬉しかった。バイブとか過激なものも買ってったけど、それ全部忘れてただただ抱き合う事に幸せを感じたって言ってくれた事が嬉しかったの。だから頑張れば思いはきっと通じるって思った。その後はコスプレで燃えたけど、こうなったらコスプレでも負けたくないって。だから貴之君を喜ばせる為にたくさんコスプレした。神崎さんを蹴散らすんじゃなくて、自分の力で貴之君を私だけに振り向かせたいの。正々堂々と戦って、神崎さんに勝ちたい。もし負けても全力を出し切ったから後悔はないと言えるぐらいに。そうしたら私、いえ、私達、あの時の呪縛からきっと解放されると思うの。だから私、今年のハロウィンパーティーで1番になるって決めたの。神崎さんに勝ってウジウジした自分にサヨナラしたいから。頑張ればきっと貴之君、私に振り向いてくれると信じて、出来る事全て出し切る。だから貴之君が神崎さんを選んだ時は、私はずっとヤリマン女として終わっていい。でも私を選んでくれた時には本当の私を知って貰いたい、そう思ってるの。だから心配しないで?ハロウィンパーティーまでは見守ってて欲しいの。ゴメンね?」
麻里奈は真剣な眼差しで未央を見つめた。未央はフッと笑いため息をついて言った。
「やっぱ真面目だね、麻里奈は♪」
未央は親友である麻里奈を応援するかのようにギュッと抱きしめたのであった。


Halloween 〜Trick or cosplay〜の最初へ Halloween 〜Trick or cosplay〜 62 Halloween 〜Trick or cosplay〜 64 Halloween 〜Trick or cosplay〜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前