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Halloween 〜Trick or cosplay〜
【制服 官能小説】

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第8章 勘違いしないで。-4

桜コスプレイベントでは萌え系の白ピンクの学園系の制服を着てたくさんのカメラマンのフラッシュを浴びた似衣奈。入学式シーズンを控え、桜舞う公園で似衣奈はやはり1番輝いていた。少しでもヒラリと浮けばパンティが見えてしまいそうなミニスカートにピンクのニーハイ。その絶対領域にはたくさんのレンズが向いた。ちなみにパンティは白であった。

似衣奈にカメラを向ける者達の顔をフッと見る貴之。みんな顔が綻んでいるように見える。大半はいやらしい目で見ているのであろう。それがどうも許せなく思えてならなかった。

コスプレイヤー達の休憩タイムになる。カメラマン達も一服し、撮った写真を確認したりしていた。真剣な顔をしている者もいれば、やはりニヤニヤしている者もいる。結局男は女にはエロさを求める生き物なんだなと思う。
その時LINEが来た。似衣奈からだ。
『終わった後、暇?暇ならまたマック行こ?』
『暇です!行きます。』
『じゃあこの間のマックに16時に!』
『分かりました!』
特別な事がなくても人気コスプレイヤーを独り占め出来るのだ。必死で似衣奈を撮影している男達に対して優越感を感じてしまう。
(いまからお前らが大好きなニーナを独り占め出来るんだぞ?いいだろっっ!)
休憩明けに再びニーナに群がり写真を撮る連中に対して貴之は心の中でそう思った。

イベントが終わり少し時間を潰して約束の時間にマックに行くと、5分遅れて似衣奈が大きな荷物を抱えてやってきた。
「ゴメン、遅れた!」
「大丈夫です!荷物持ちますか?」
「ううん?平気。さ、入ろっ?」
「はい。」
2人は注文をし商品を受け取り席に着く。
「あー、疲れたぁ…」
背伸びをすり似衣奈。今日は先日よりも明るい印象を受けた。きっとコスプレをしたばかりでテンションが高いのだろう。貴之はいいコスチュームだったとか桜にピッタリだったとか話しながらハンバーガーを食べた。

「今日もみんな喜んでくれてたみたいだから気分いいわぁ。」
ニコニコしながらそう言った似衣奈に、貴之はいつか言いたいと思っていた事を言いたくて仕方がなかった。貴之は似衣奈の顔色を伺っていたが、このタイミングだ!、そう思い、その言葉を口にしたのであった。


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