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Halloween 〜Trick or cosplay〜
【制服 官能小説】

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第7章 嫉妬-5

「取り敢えずソファに座ろっ♪」
「はい…」
促されて並んでソファに座る。貴之はついつい部屋をキョロキョロと見回してしまう。
「ほら、落ち着いて?」
麻里奈はコートを脱ぐとピタリと体を寄せる。
「クリスマスの雰囲気満載ですね…」
ツリーも飾られており、シャンパンのサービスが机の上に並んでいた。
「ケンタとか買ってくれば良かったね。」
そう言ってグラスにシャンパンを注ぐ麻里奈。
「じゃあ私達だけのクリスマス・イブに乾杯♪」
グラスをカチッと合わせて乾杯をする2人。貴之は緊張で喉が渇き一気に飲んでしまった。麻里奈は一口飲んでテーブルにグラスを置いた。

「緊張しないで?音楽でもつけようか。」
麻里奈は音楽をかける。オルゴールの優しい音色でジングベルの歌が部屋に心地よく響く。
「なんかいいよね、クリスマスって。胸がワクワクする。」
「お、俺はドキドキします…」
「どれ?あ、ホントだ!」
麻里奈が貴之の胸に手を当てると心臓がバクバクと鼓動しているのが分かる。
「もぅ♪リラックスして?」
「は、はい…」
深呼吸する貴之を微笑みながら見ていた。

「やっぱ初めて女の人と過ごすクリスマスだから…緊張が取れないっす…」
「大丈夫よ。」
「で、でも何か幸せっす。今までクリスマスをカップルで過ごす人らに嫉妬してました。羨ましかった。別に悔しくないと見栄を張って家族とのクリスマスを楽しんでる振りをしてましたけど、やっぱ憧れてました。彼女もいなく家族とクリスマスを過ごす自分が惨めで…」
「惨めなんかじゃないよ。いいじゃん、家族とのクリスマス。お母さんやお父さんだって貴之君にクリスマスを楽しんで欲しくて色々してくれたでしょ?そう言うのって家族の愛を感じられるじゃん。今は分からなくてもきっと貴之君が結婚して子供とクリスマスを過ごすようになった時に分かるよ。お父さんやお母さんの気持ちが。子供の為にクリスマスを楽しませたいって言う愛情が、ね?」
「そ、そうですかねぇ…。」
そう言って貴之は麻里奈の顔を見つめた。
「ん?どうかした??」
「い、いや…、最近思うんですが、麻里奈さんて意外と真面目なのかなーって。」
貴之の言葉に一瞬顔を赤らめてしまった麻里奈。
「ふ、普通よ…。てか私をからかったわねぇ?」
顔を寄せて頬を膨らます麻里奈。
「す、すみません…!」
身を乗り出され動揺してしまう。一気に距離が狭まった2人。すると麻里奈の顔が真顔になった。

「今日は貴之君とクリスマス・イブを一緒に過ごせて私、幸せよ?」
「お、俺もです…」
見つめ合う2人。貴之は麻里奈の体に手を回す。
「麻里奈さん…」
「貴之君…」
ゆっくりと重なる唇。目を閉じる麻里奈を確認すると貴之も目を閉じた。
柔らかい唇が離れてはくっつき、くっついては離れる。チュッ、チュッと響くキスの音がオルゴールの音色に吸い込まれて行く。お互い体を強く抱きしめる。麻里奈のいい匂いに貴之の気持ちは高まって行く。クリスマスと言う雰囲気の中、特別な時間の流れを感じる貴之。その時間の緩やかな流れのようにゆっくりと舌を絡ませ合っていた。

(し、幸せだぁ…。クリスマスってこんな幸せなんだ…)
いつまでも麻里奈とキスをしていたい、そう思った。
キスで緊張が解れて来ると、胸に当たる柔らかな感触に興奮を覚えた。下半身は早くもムクムクっと反応して来た。貴之は麻里奈の尻をゆっくりと撫で始めた。
「あん…」
腰をくねらす麻里奈は少し鼻息を荒める。同時に頭を緩やかに揺らし始めた。舌の絡みが活発になる。麻里奈のキスが本気になった。貴之は麻里奈の尻、そして太股に手を這わせる。麻里奈のクネりが艶めかしくなって来た。貴之は無意識に麻里奈をソファに押し倒し無我夢中で麻里奈の口の中で舌を激しく絡ませながら胸を揉んだ。


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