投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

「夏の出来事 5」の最初へ 「夏の出来事 5」 444 「夏の出来事 5」 446 「夏の出来事 5」の最後へ

友人との再会-2

恭助が言う。

「あ、俺、、
 行きたいとこあるんだけど。
 バーミーって、知ってる? 」

「、、、ぇ? 」


  バーミー ?


  って、、
     ちづちゃんとこだ 



「なんかぁ、エビのドリアが
    うまいんだって。  」


恭助がそう言うと、
健が言う。


「へーー。
 いいね、じゃあそこにしようよ。」


健は、ちづるが飲食店で
働いている事は姉の知可子から
聞いていたが店の名前までは
聞いていなかった。

タクミは、
しばらく沈黙した後に言う。

「うん、、。
 いいよ、じゃあ、、
     行こっか。 」 


  びっくりするだろうな〜

     ま、 いっか


   制服 見とこ  



それから4人は歩いて
バーミーに向かった。

駅から徒歩10分の場所にある
バーミーは、
7階建てのマンションの
1階に入っているレストランだ。

ファミレスだが外観も店の中も、
レンガと木で出来ていて
レトロな雰囲気の店だ。

店の外にはテラスがあり
カップルが2組ほど
そこを利用している。

4人は店の中に入る。

中は、外から見るより
広いように感じる。

入ってすぐの場所にレジがあり、
ワンフロアの店内は
大きなガラス窓で囲まれていて
外の光が入り、明るい。

8人ほど使用できるカウンターが
中央にあり、それ以外は
4人掛けのテーブル席だ。

店の1番奥にキッチンがあるようで
従業員は
7、8人ほど居るように見える。

タクミは、ちづるがいるか
確認するように店の中を見渡したが
ちづるらしき人物は見当たらない。

店は、土曜という事もあり
7割ほど席は埋まっていた。

店員に通された店の奥の席は
4人掛けの角の窓際の席だった。

座ると同時に健が恭助に聞く。

「来たことあんの? ここ、 」


「ん? ない。
  、、、彼女が、、。
  美味しいって、、言ってて 」


「は!!? 彼女!?
    出来たの !? 」


「まぁ、、、 えぇ〜〜
        うん。 」


「マジか! どこで!?
       出会ったの? 」


「 えーー、、 とね 」


恭助は自分の恋愛話を始める。
4人は恭助の話で盛り上がっていた。

しばらくして店員を呼び、
注文をする。

注文を取りに来た女性の店員の顔を
タクミはどこかで見たことが
あるような気がした。

しばらく考えた後、
以前ちづるが職場の人達と
箱根に旅行にいった時その写真を
送ってもらった事を思い出す。

その写真でちづるの隣に
写っていた女性だと分かった。

4人はお喋りをしながら
食事を楽しんだ。

食べ終わると、今度は違う
女性の店員がお皿をさげにきた。

店員の制服は
上は縦のストライプの半袖のシャツに
下は黒いタイトスカートだ。

タクミは、
ちづるもそれを着ているのだろう
と想像する。

4人のお喋りでは、健が
大学生活の話などをしていた。

タクミは、健の話を聞いていた。

その時。

背後から話声がした。



「ちづるー。
   今日何食う? 」



聞い覚えのある、低い声。

吉川の声だ。


「夏の出来事 5」の最初へ 「夏の出来事 5」 444 「夏の出来事 5」 446 「夏の出来事 5」の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前