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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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友人との再会-3

タクミの意識は一瞬にして
背後の声に引っ張られた。

数メートル先の
店のキッチンからは、
ジャーっと鍋で何かを炒める音。

お皿を食洗機で洗っている音。

それらの音に混ざって
ちづると吉川の会話が
聞こえ始める。



「 ぇーーと〜〜
 どうしよ、、。
  なんか、今日迷うなぁ〜」


「今日もパスタ?」


「 んーーー、、、
 パスタ、、、
 昨日とおとといも
  パスタだったから〜〜
    ぇーーーっ と〜〜 」


「じゃあ、ドリアにしとく?」


「んーー、、、 ぁ。
 待ってください、
 シチューも捨てがたい、、。」


「 、、、。
 早く決めろよ。
    オーダーくるだろ。」


吉川は優しく低い声で
笑いながらそう言った。

その後、他の女性の店員も混ざって
雑談をしているように聞こえた。



「タクミ?」


「、 、  ん? 」



健が、タクミに声をかけていた。
タクミは少し焦って健に言う。


「んーーと? なんだっけ?」


「だからぁ。秘密の彼女は
   元気なの? って  」


「、 、 、 ん、 」



健は、タクミに気を使って
友達の前ではちづるの存在を
知らないふりをした。

タクミは、
ちづると吉川のやりとりを
聞いて少しぼんやりとしていた。

だが、友達が自分の話を待っている。

タクミが呟く。


「まぁ、、 
まだ、付き合ってるけど、、。
 どうなるか分かんないよね。
     恋愛なんて。  」


「、ぇ? 、、、。
     なんで? 」


健が、きょとんとした顔で
そう聞いた。

タクミが呟くように言う。


「、、、いや、 なんか 
      なんとなく。 」


「 、? 
  うまくいってない とか?」


「 は? 
 そんな事、言ってないし。」


「 ? 」


「ただ、、、。
   、 、 、、。  
 あんま、
 しっかりしてないっつーか。
  イラつく時とかは、、ある。」


「ぇえ? 
  そんな事ないっしょ〜」


2人のやりとりを聞いて、
友達の1人が健に聞く。

「タクミの彼女、知ってんの?」


「いや、
  前にタクミから聞いてたから。」

健は少しも慌てる事なく
そう答えた。

それからしばらく4人は
雑談を続けていたが
タクミの心は沈んでいた。


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