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Halloween 〜Trick or cosplay〜
【制服 官能小説】

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第6章 お持ち帰り…?-4

そう言う目で見ると、会話もいやらしい要素を含んでいるし、髪を掻き上げる仕草も誘惑しているように見えて来てしまう。クリッとした瞳も自分を吸い込まんとばかりにに思えて来るし、時たま唇をペロッと舐める仕草を見ると自分を悩殺しようとしているのではないかと感じてしまう。
(こんな可愛い顔して激しいかも…。ちょっとエッチなのに暫く彼氏いないって事はオナニー、良くするのかな…。麻里奈さん言ってたよな…大抵の女の子はしないしない言いながらもオナニーしてるもんだっ…。きっと毎晩オナニーしてるに違いない…)
何の根拠もない似衣奈像を頭の中に想像してしまう。

そんな妄想をしていると似衣奈がドキッとするような事を言った。
「ハロウィンパーティーの時、終わった後女の子2人組とカラオケ行ったよね?」
「!?は、はい…」
「野口麻里奈さんと佐藤未央さんでしょ?」
「そ、そうです…。し、知り合いですか…?」
未央から話は聞いていたが惚けて見た。しかし似衣奈は悪戯っぽくニコリと笑った。
「聞いたんじゃないの?私達、顔見知りだって。」
惚けるか惚けないか迷った貴之だが、ここは正直に言った方がいいと判断した。
「す、すみません…。未央さんから聞きました…。3人は同じ高校だったって。あと未央さんと似衣奈さんは今、同じ大学に通ってるって。」
「そう。じゃあ私の事も聞いてるんじゃないの?」
「い、いえ…詳しくは…」
しかしジーッと顔を覗き込まれ目が泳いでしまう。
「アハハ!嘘がつけない人なんだね!」
「い、いや…、すみません…」
貴之がそう答えると似衣奈は一転、笑みを消した表情に変わった。
「じゃあ私がコスプレして露出して喜んで、イベントの終わりに男を引き連れて人気を得る為に平気でエッチするヤリマンだって知ってるんだね。」
歯に衣を着せぬ発言に気後れしてしまう貴之。
「い、いや…。そこまでは…」
きっとそれも嘘だと言う事はバレてしまうんだろうなと思いながらもそう答えた。早くこの話題から抜け出したかったが、似衣奈はジーッと顔を見つめて来る。しかもゾクッとするような冷たい笑みを含ませて…。
「フフッ、どう思う?門倉君は…」
「えっ…?」
もはや蛇に睨まれたカエル状態で体が固まってしまう。否定すれば恐らく嘘っぽくなるだろう、しかし肯定も出来ない。答えないで困惑する事がベストの選択に思えた。

困惑する貴之を見て冷たい笑みすら消した似衣奈が貴之に息を吹きかけるような囁きで言った。
「正解は…ヤリマンよ?人気をたくさん集めたいから、ファンになってくれそうな人と平気で寝るの…。」
「え…!?」
「門倉君だってそう言う事を期待して今、ここにいるんじゃないの…?」
「い、いや…俺は…」
「いいよ、隠さなくても…。みんなそうだから。」
貴之の心は大きく揺れ動く。確かにそんな似衣奈を妄想していたが反面、そうでない似衣奈もまた思い描いていたからだ。貴之は何も言えなかった。


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