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Halloween 〜Trick or cosplay〜
【制服 官能小説】

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第6章 お持ち帰り…?-3

似衣奈は頬杖をつきながら貴之に言った。
「まぁ別にそう言うのを撮られるのが嫌だって訳じゃないからいいんだけどね。」
その言葉に何となく説明は出来ないが、今まで思い描いていた似衣奈に対する印象が少し変わったように思った。
「でも恥ずかしくないですか?そう言う写真撮られるの…」
「恥ずかしさは最高の刺激だから♪アハハ!」
「そ、そうですか…」
貴之はそう言って少し沈黙した。

「コスプレイベント参加したら〜?楽しいよ?」
「む、無理っすよ…。俺には、恥ずかしさはさらなる恥なんで…」
「もしかしてシャイ??」
「シャイってゆーか…」
「まぁそこそこイケメンだからイメージ崩したくないのかな??」
「そ、そんな事はないっすけど…」
褒められているような揶揄われているような、そこそこと言う言葉が引っかかりはしたが、悪びれずニコニコしている似衣奈の笑顔に照れ気味の貴之であった。

食事を終え似衣奈はコーヒー、貴之はコーラを飲みゆっくりしていた。ブラックを飲む似衣奈は、やはり貴之の思い描いていた似衣奈像とは違っていた。しかしそれが幻滅したとか言う話ではなく、思っていたよりも大人のような感じがすると言う意味での事であった。もしタバコでも吸えば幻滅に似た印象を受けたのかもしれないが、タバコは吸わなかった。

「彼女とかいないの?」
「えっ?い、いません…」
急に聞かれてドキッとした。
「そっか。高校どこ?」
「高ノ宮高校です。」
「あ、男子校かぁ。じゃあ彼女見つけるの大変ね。ねーねー、キスとかした事あるの?」
「い、一応あります!」
「え〜?本当〜??」
「ほ、本当です!エ、エッチだってした事ありますから、一応!」
何の経験もないチェリーだと思われるのが嫌で思わず言ってしまった。
「へ〜。」
両手で頬杖をつき顔を覗き込むように貴之の顔を見つめる。
「ほ、本当ですから!」
「アハッ、誰も疑ってないって♪」
どうも掌の上で遊ばれているような気がした。それが少し悔しくてとっさに切り返す。
「に、似衣奈さんは彼氏いるんですか??」
似衣奈は動揺一つ見せずに答えた。
「いないよ?高1の時に1人いたけど、それっきりかな。」
それまで笑みしか見せていなかった似衣奈が初めて笑みを消し視線を斜め上に向けた。未央の話では麻里奈と同じ男に二股されていたはずだ。と言う事はそれ以来彼氏はいないと言う事になる。
(もしかして似衣奈さんも麻里奈さんと同じでその悔しさで不特定多数とするようになったのかな…。だったらチャンス!?これからお持ち帰りする気かも…!)
貴之はそう思い期待を膨らませた。雰囲気的には麻里奈と同じ匂いがする。もしかしたら今、似衣奈の頭の中は自分をお持ち帰りする事を考えているかも知れない、そう思った。

(も、もしかしてヤれちゃうのかな…、似衣奈さんと…)
いきなり巡って来そうなチャンス。もしチャンスが訪れたなら絶対に逃せない、そう思うと脇汗が出て来てしまう。

以前未央が言っていた。麻里奈は似衣奈の事をヤリマンと悪口を言っていると。ヤリマン…もし本当なら今夜ヤれる…、そんな甘い夢が俄然膨らんで来たのであった。


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