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Halloween 〜Trick or cosplay〜
【制服 官能小説】

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第5章 接触-2

今までコスプレなど興味もなかった貴之だが、ふとネットで県内で行われるイベントをチェックすると毎月1回はどこかしらでコスプレイベントが行われている事を知った。
「結構イベントやってんだなー。」
そう呟きながらイベントごとギャラリーを見る。
「あ…」
その殆どに似衣奈が写っていた。季節モノ、流行りモノ、人気キャラのコス…実に様々なコスチュームを着て華々しく写真に収められていた。以前画像検索をした時と同じ写真がたくさん掲載されていた。その殆どで『ニーナ』と紹介されていた。

そしてどれ程の人気なのか気になり3チャンネルという掲示板をチェックする。するとそのニーナなるコスプレイヤーはかなりの人気がある事が分かった。
『ニーナ、可愛いなぁ。神レベルだよ!』
『何着ても似合うよなー。』
『あんな瞳に見つめられてぇ!』
そのような褒め讃える書き込みも多いが、それと同じぐらい違う目で見ている人らもいた。
『クソエロいなぁ、こいつ!マジでヌケる!』
『先月のイベントでマン毛はみ出てたぜ?』
『たまに胸元から乳首見えてるよな!』
『あんな際どいコスするぐらいだから乳首見られるぐらい平気なんだろうよ』
『いいオッパイしてるよなー。パイズリされてぇ!』
など、読んでいて不快にさせられる内容も多い。もっと不快にさせられたのは誹謗中傷めいた書き込みであった。
『ヤリマンっぽいよな。』
『好きそうな顔してるしな!』
『コスイベントで気に入ったカメラ野郎にすぐ股開くらしいぜ?』
『人気取りに毎回来てるカメラ野郎らに枕してるって噂だぜ?』
『ニーナ、マンコ臭いよwww』
『マンコはガバガバだけどアナルは締まってたぜ?』
などなど言いたい放題だ。確証はないが根も葉もない書き込みに怒りさえ込み上げた。

そんな中で気になった書き込みがあった。
『この間のハロウィンパーティーの時、終わった後5人ぐらいの男とホテルに入ってくの見たぜ?結構派手にヤッてんじゃん?ヤリマン確定!』
それを読んだ時、貴之は机を叩きつけて思わず叫んでしまった。
「嘘だ!そんな訳ねーだろっ!!」
肩で息をする程興奮してしまった。

「あの子はそんな子じゃねーよ、ゼッテー…」
そう言って一点を見つめ、何かを思うとそれまでの怒りがスッと抜けたかのようにゆっくりと腰を降ろした。
「俺もコイツらと変わらねーや…」
頭を抱え目を閉じた。

卑猥な目で似衣奈を見て書き込んでいる奴らに怒る資格はない、そう思ったからだ。何故なら自分は妄想の中で似衣奈をいやらしい女に見たてオナニーをしているからであった。麻里奈や未央のようにきっとエロいに違いない、少し仲良くなればヤラせてくれるかも…、そう似衣奈の事を思っていた自分はこいつらと同類だ…、そう思い落ち込んでしまった。

「本当の似衣奈さんはどんな子なんだろう…」
噂ではなくその目で似衣奈を確かめたくなった。
「日曜のこのコスイべ、行ってみようかな…」
イベントのタイトルは、一足早いクリスマス、と言うイベントであった。まず神崎似衣奈と言う人間をこの目で確かめよう…、貴之は一年越しのハロウィンパーティーでの再会まで待ってはいられなくなった。出来れば話して彼女の本質を知りたい…、そう決めたのであった。


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