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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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過去からの足音-9

北千城インターから常磐道に乗り、湯本インターで降りた。いなぎ中央署に行くにはいなぎ中央インターで降りるのが近いが、まずいなぎ東署に寄ると言う事になり湯本インターで降りた。常磐道を降りると20分程で東署に到着した。建物全体に立入禁止の黄色いテープが張られ、夥しい数のパトカーや捜査車両が停まっていた。

東署の目の前で車を停める場所を探していると警備を担当しているであろう若い刑事が運転席にやってきた、
「オネーサン、今日は入れないよ?用事があるなら他の警察署に行ってくれないかなー。」
敬語も使わない若い刑事は面倒くさそうにマギーに言った。
「いえ、私達は…」
「ほら、後ろから車が来ちゃってじゃまだからさっさと違う署に行ってくんないかなー。」
マギーが困った顔で若菜を見る。すると明らかにイライラしている顔をしている。どうやら言葉遣いや態度が気に入らないようだ。あまりにも怖いのですぐ顔を背けると、今度は刑事のイライラしている顔を見てしまった。
(もうヤダ…)
マギーは逃げ出したくなったその時、若菜は助手席から降りた。
「あんたさー、何のよその態度はさー。」
堂々と突っかかって行く。
「はぁ??邪魔だから邪魔だって言ってんのが分からないかなー。こっちは今大変な時なんだよ。」
「知らないし。あなた刑事??」
「当然でしょ。」
「アルバイトのオニーチャンかと思ったわ。」
「な、何だと…!さっさと消えないと公務執行妨害で逮捕するぞ!」
「しなさいよ。どーせ管轄外で下手げに逮捕出来ないわよねー?」
「何だと!!」
そんな騒ぎに気付いた刑事が若菜の顔を見て顔を青くさせながら慌てて寄って来た。
「山田!なにしてんだ!!」
「この女が邪魔くさいとこに車を停めてゴチャゴチャ言ってるんで。」
刑事はヤバいと言った顔をして思い切り怒鳴った。
「馬鹿野郎!この方は警視総監だぞ!!」
「え…!?」
山田の顔が蒼ざめる。
「ぶ、無礼をお許し下さい!ほら、お前も謝れ!」
「す、すみませんでしたっっ!!」
刑事は山田の頭を押さえつけるように一緒に頭を下げた。
「ねぇ、一体どんな教育してるの?どこの子?」
「ち、中央署です…。」
「渚んとこかー…。」
若菜は息を大きく吸い込み、地響きがする程に声を張り上げて叫んだ。
「おい!渚ぁぁぁ!!出て来い!!」

「!?」
渚はビクッとした。
「あ、あの声は若菜さん!?どうしてここにいるの!?しかも怒ってるじゃん!?」
渚は訳も分からず気付けば慌てて走り出していた。



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