〈夢見る被写体〉-5
『フェラチオしてあげて？ねえ、君を待ってるんだよ？』
『恐くないよ？コレは噛みついたりしないから』
「うッ…ふ…ふぐ……」
怖さを思い出した花恋の手は震えがおき、それでも覚悟を決めて触れると肉棒はビクンッ！と跳ねた。
(……これっきり……これっきりなんだから…ッ！)
懸命に自分に言い聞かせ、花恋は両手で肉棒を握った……そして目をギュッと閉じると震えが止まらない唇を尖らせ、その忌まわしい肉塊に接吻を与えた……。
(嫌あぁぁぁぁぁッ!!)
仄かに立ち上る生臭い匂いは、吐き気を伴う拒絶の意思を爆発させる。
しかし、もう後戻りは出来ない。
ここで自分に負けてしまったら、これまでの努力が無駄になってしまう。
約束は履行されないばかりか、また兄弟の手によって新たな凌辱の場に売り出されてしまう……。
『あぁ…ッ！花恋ちゃん、気持ち良いよ』
「ッ〜〜〜!!!」
一筋の光が生まれ、頬をつたって消えた……唇は円く伸びて亀頭を飲み込み、裕太の部屋で〈アリサ先生〉に教えられた舌技すら忘れて下手くそに舐めるだけ……隼人に褒められるように頭を撫でられ、そして友介には興奮を昂らせるように花壺を弄り回され……罵声も暴力もない空間ではあるが、これは花恋からすればれっきとしたレイプであり、英明と瓜二つな隼人は強姦魔と化して花恋に伸し掛かって、そして姦しに掛かった……。
「あ"ッ……ぐう"ッ!?」
避妊具すら着けない肉棒が、花恋の花壺を貫いた……極太の亀頭が肉壁を押し退けて潜り込み、そしてあの鋭いエラが、花壺の中の襞という襞を捲り出そうと掻き毟る……。
『俺にもフェラチオしてよ。こうやって支えててあげるからさ？』
「あひぃッ!!ひいッ!?いッ…今は無理……ぷごぉッ!?」
友介は正常位で行為に及んでいる花恋を跨ぐと、肩口と後頭部を抱えて肉棒を喘ぐ唇に捩り込んだ。
上と下を塞がれた花恋は悶絶するしかなく、しかも隼人の腰使いは淫靡の極みであり、美少女の腹筋は割れんばかりに硬直していた。