投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 525 特命捜査対策室長 上原若菜 527 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

ニューリーダー-6

様々な思いを胸に、感慨深そうに若菜を見つめる中居に若菜が言った。
「どうしたんですか?そんなに私を見つめて。」
若菜が小首を傾げながら悪戯っぽい笑みを浮かべて中居に言った。ハッとした中居は恥ずかしくなり動揺を隠せない。
「い、いや、何でもない…」
正芳が生きている頃、幼い娘を連れてたまに東京見物に来た時に実は若菜とは面識があった。まだ若菜が4歳か5歳の頃だ。小学生になってからは会っていない為、面識がある事など覚えている訳がないと思っていた。だからあの小さな女の子が今やこんなに立派なレディになったのだと思うと感慨深くなってしまうのだ。そんな目で若菜を見ていたのだが…。
「ちょっとエッチな目で私を見てましたよね??」
そう言われた中居は慌てて否定する。
「そ、そんな訳、ないだろ…!?」
若菜は悪戯っぽい表情を変えない。
「そんなに私の婦警さんのカッコがたまらないですか??」
「だ、だから違うって…」
「フフフ、いいんですよ?別に。男の人からエッチな目で見られると言う事は女にとって自信になりますから。少なくとも私は。35になってもそう言う目で見て貰えるなんて幸せですわ?」
「だ、だからそんなんじゃ…」
若菜が思わせぶりに脚を組み直す。否が応でも見てしまう中居。たしかに見た目エッチだ。下衆な言い方をすればたまらない。色気もあるし胸の膨らみも豊かだ。スリムなボディだがくびれるところはしっかりくびれており、上品にメリハリのついた体は男なら誰でもたまらなく感じるだろう。しかし中居は至って真面目な男だ。女遊び、浮気など全くした事がない。そんな人柄は2人の娘にずっと慕われて来た事を見れば良く分かる。だが若菜にたまらないという感情を抱いてしまった自分に恥ずかしさを感じてしまった。
「わ、私はそんな…」
何を言っても言い訳に聞こえてしまうのだろうなと思った中居はそれ以上言葉を出す勇気が出なかった。そんな困惑した中居に、若菜は一転、無邪気な笑顔を浮かべて言った。
「フフフ、冗談ですよ。東京タワーのおじちゃん♪」
「えっ…?」
中居は驚いた。東京タワーのおじちゃん…、小さな頃、東京に来ると東京タワーが大好きな若菜を正芳と麗子とともに案内していた。中居は良く若菜を肩車していた。若菜の中で東京タワー=中居と言うイメージが定着したのろうか、若菜は中居を東京タワーのおじちゃんと呼んでいた。何十年ぶりかにそう呼ばれた中居は驚きを隠せなかった。


特命捜査対策室長 上原若菜の最初へ 特命捜査対策室長 上原若菜 525 特命捜査対策室長 上原若菜 527 特命捜査対策室長 上原若菜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前