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SM学園・行事幕間
【学園物 官能小説】

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第28話 研修、的屋の出店-5

 9つ目のテントの中には、手足を小さく畳んでダンゴムシみたく丸まった少女が4人、脇腹をギャラリーに見せている。 別々に並ぶのではなく、大柄な少女が一番下に、やや小柄な少女がその上2段目に、小柄な少女が更に上3段目に、最も小さな少女が一番上4段目に乗っかっていた。 参加者は一番下で他を支えている少女の、剝きだしのお尻を思いきり蹴る。 蹴られた勢いにのって大柄な少女が前へつんのめり、2段目以降が縦を崩さず落下すれば『だるま落し』の第一段階が成功だ。 次に蹴るのは2段目役のお尻で、同じように3段目より上が綺麗に落下できるよう、蹴る際は手加減なしの全力をだす。 この調子で2段目、3段目を蹴とばしてゆく。 では4段目の少女が蹴られないかというと、そういうわけではない。 ダルマ落としが順調に進んで4段目が床に手足をつけば、あとは4段目のお尻を思いきり蹴っ飛ばすことになる。 その際はお尻というよりオマンコを蹴ることになっていて、蹴られた衝撃で4段目は絶頂しなければならない。 そこで噴いた潮が参加者の足に届けば成功となるため、蹴られるに任せて転がってしまえば、吹いた潮をかけるために、4段目の小さな少女はその場に踏ん張る。名実どもに『ダルマ落とし』が完成する。

 4人の少女は、ただ手足を縮めているだけではない。 折り畳んだ手足を包帯で雁字搦めに拘束され、あたかも第一関節より先が切断されたような恰好をさせられている。 地面に着いているのは、手足のように見えるものの実際は『肘』と『膝』でしかない。 ゆえに受け身をとることも出来ず、落下に際してバランスをとることも極めて難しかった。 蹴られただけで下の段が抜けるなんて有り得ない話で、下の段は自分でも勢いをつけて縦から抜けないといけないのだが、拘束された手足ではそれも至難の技になる。 それでも少女は短く躾けられた手足でもがき、縦に登っては崩される過程を繰り返した。 10回に1度はダルマ落としが上手くゆき、最後に四つん這いで踏ん張った少女が蹴られながら潮を噴く。 グッと腰を落としつつマンコをもちあげ、蹴りやすいように股間を晒す少女は、笑顔と力みが混ざって内実ともに『ダルマ』となっていた。

 最後のテント、10番目のテントでは、3人の少女がそれぞれ大型の『車輪』に括られていた。 一見すると『水車』に見えるが、水が流れているわけではない。 人力で真ん中のハンドルを回せば、背中を反らせながら『車輪』に繋がれた少女が、ぐるんぐるん、回転する仕組みだ。 参加者にはもれなくカードが配られた。 どのカードにも8✕8マスの正方形が振ってあり、それぞれに数字が記入してある。 やがて『車輪』が回転し、10回ほど回ったところで、3人の少女の肛門から、コロ、コロン、コロリ、同時に白いボールが放たれた。 ボールにはそれぞれ2桁の数字が記入してあり、あちこちで参加者が自分のカードを眺め、ボールの数字が載っている場所に穴をあける。

 ここでひらかれている娯楽はビンゴ大会であり、つまり、少女たちは『ビンゴ』のボールを出す用具だった。 少女たちの肛門には、それぞれ33個のボールが収められている。 少女たちには、回転に併せてきっちり1つずつひりだす繊細さと、パンパンに膨れたお腹からくる排泄欲求に耐える我慢強さが要求される。 何しろ33個も腸内に納めているのだから、ボールが回転に伴ってぶつかり合う衝撃だけでも大概だ。 しかも、ただ排泄するだけでは挿入した順番通りにしかならないという理由で、少女たちには10Lの空気浣腸が為されていた。 空気で広がった腸内であれば、回転に伴いボールの順番は撹拌される。 これによってビンゴ大会の出玉が読めなくなり、公平さが担保される。 その代わり、ビンゴ役の少女たちには『空気浣腸』の苦しみと、球をひりだす際に放屁しないための『より精密な肛門』コントロールが要求されるわけだが……グルグル回転させられ続ける少女たちは、内心の苦悶に耐えながら、決して笑顔を絶やさなかった。



 こうして出店が揃ったところで、各団体参加者たちは順番に出店を回る。 彼女たちにとっても合宿の負担は決して小さくはない。 無事に合宿を終えることが出来た安堵と、日々娯楽がない生活に訪れた歪んだ遊戯に対する関心は、備品として最後の務めを果たす少女への同情、労わりを凌駕する。 7割ほどは躊躇せず少女たちを活用し、思い思いに遊戯に興じる。 残りの2割は、それでも遠慮がちに備品の少女で遊んでいる。 自分は参加せずに複雑な表情で各種遊戯を眺めている参加者は1割いるかいないかだ。 結果として学園の少女たちは百人以上に弄ばれることになるわけだが、悲鳴も上げず、泣き言もいわず、時にうっすら涙を浮かべることはあっても、決められた笑顔を保ちながら、与えられた道具の役割をこなすのだった。


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