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SM学園・行事幕間
【学園物 官能小説】

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第28話 研修、的屋の出店-3

 原則として、少女たちは倒れる際は絶頂するよう命じられていた。 1人目は最後まで一度も倒れず、2人目は顔にボールを受けるあまり軽い脳震盪を起こして言葉がつかえ、きちんと絶頂の報告ができたのは1人だけだ。 3人目の少女だけが『おまん汁垂らして絶頂しまぁす!』『おまんこ気持ちいいっ、イかせていただきまぁす!』というような嬌声を挙げ、バランスを崩した股間から、宣言の都度、ピュッピュッと潮を噴いていた。 

 6つ目のテントが扱った娯楽は『スマートボール』をモチーフにしていた。 マングリ返しの体勢をとらせた少女に平板を嵌め、板から『口』『膣』『尿道』『肛門』の4つの穴が出るようにする。 その上で板のあちこちに釘をうち、上から転がしたボールがそれぞれの穴付近を通るように細工した。 後は板の上から大きいビー玉を転がす。 4つの穴に全て入れば挑戦者の成功だ。 口はすぐにビー玉でいっぱいになる。 膣も、そこそこ玉を受け入れる。 時折肛門にもスッポリビー玉が呑込まれる。 難関は何といっても尿道だった。 娯楽は成功する可能性があってこそ成立するわけで、1回も成功しないというのは、備品の不良に帰結する。 板に嵌められた少女は、板の裏側で手を伸ばし、どうにかビー玉を受けとめようと膣、肛門、尿道を拡げるべく指をかける。 けれど元々小さい尿道だ。 拡げたところで多寡が知れていて、カンカンに皮が張って裂けそうになっているというのに、直径2センチの慎ましい孔が空いたきり。 これではビー玉がスッポリ入るには足りず、勢いが弱まった玉が穴の真上で停止する偶然を待つしかない。

 1ゲーム終わるたび、口からたくさんのビー玉がボドボドと落ち、膣がうねりながら数個の玉を吐きだし、肛門がプリプリと1つずつ玉をひりだす。 結局すべての孔に1つ以上ビー玉が収まるまで、100ゲーム近い試行錯誤がなされたのだが……ところで少女たちには1つの指示があった。 4つの穴に成功した瞬間に『膣からマン汁を』『口から涎を』『尿道から尿を』『肛門からオナラを』を同時に噴いて、成功を知らせるというものだ。 100回を超えるゲームの間、ずっと来る放出に備えて、少女たちは涎を、絶頂を、放尿を、放屁を備えていた。 最後の1つが尿道に収まったとき、全身をビクンビクンと震えさせた少女は、無様にあらゆる分泌物を噴いたわけだが……他者に見えないところでこそ、物品は笑顔を忘れてはいけない。 板に隠れた顔には引きつった笑顔が張り付けられていた。 

 7つ目のテントに配置された少女たちは、互いに手足を絡め合っていた。 松葉崩しのように股座を密着させ、圧し潰して平板になった乳房は相手の肌と一体化する。 常に全力で自分の身体を相手に押しつけあっていて、全身の筋肉が節だっている。 脇を締め、膝や肘を包みあい、お尻や胸の谷間はおろか、肌と肌の間には一分の隙間も見当たらなかった。 少女たちの肌の窪みに外部水道から水を引くホースが挟まれて、どんどん水を注いでゆく。 そうやって少女全員が協力して作った用具は『ヨーヨー』を浮かべる水槽だ。 ホースで注入されるにつれて水位はどんどん上がり、少女たちの胸が沈み、顎が沈み、口が沈む。 鼻が沈んだところで水位の上昇は停止した。 鼻が浸かってしまった少女が、鼻から水を吸い込んで呑み、どうにか水位を調節している。 水位を常に一定に保つ――すなわち最も鼻の位置が低い少女がギリギリ呼吸できるラインにする――こともまた、水槽を勤める少女に課せられた役割だ。 ギャラリーは銘々が針付のこよりを片手にし、『ヨーヨー釣り』に興じていた。 ぷかぷか漂うヨーヨーを突いては、針をかけるゴムがひっかけやすい位置に来るように整える。 そっと針をかけて引っ張れば、運がよければ成功し、運が悪ければこよりが千切れた。 千切れたこよりは、針と一緒に底に沈み、水槽の底を担う少女の肌に引っかかる。 針が恥部にひっかかった時などは、敏感な部位をつつかれた刺激で水槽ごと微かに震えた。

 少女たちは懸命に水位を維持しようと、すなわち注がれた水を漏らすまいと密着するが、所詮は牝の身体に過ぎない。 気密性に富むわけもなく、どこかからか少しずつ水は漏れてしまう。 常に水は供給されるため、一定量が漏れるのは構わないのだが、意地が悪い針が肌を引っかいた時など水を多量にこぼしてしまうこともある。 そうして水位が想定以上に下がった場合に備え、少女全員の肛門、尿道は内側を向いていた。 数回の洗滌を経て汚物が取り除かれた大腸と膀胱には、事前に新鮮な水を浣してある。 水位の低下に併せて水を排泄し、元通りの水位を回復するためだ。 腹の皮をカンカンに張らせつつ、ジッと水槽を維持する姿は、半分水に沈んだ笑顔もあいまっていじらしさすら漂わせていた。




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