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ママ友の家に招かれて
【同性愛♀ 官能小説】

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平凡な我が家-3

なにか心配なことがあったら由香に相談してみよう。
瑠美子の心に希望の光が射した。

由香は帰ることにした。
帰り際、キャビネットの上の写真立てに、家族の写真が飾ってあることに気がついた。
背景からすると、海外のリゾート地のようである。
瑠美子の隣に旦那が立っていた。
背が高く、よく鍛えた身体をしている。
彼は笑顔でこちらを見ていた。
しかし、瑠美子の話によればこれは写真用の作り笑顔なのだろう。
頭が切そうな顔をしているが、計算高くてずる賢そうな一面が垣間見える男である。
由香は写真の中の旦那に向かって、心の中で語りかけた。

(瑠美子さんを泣かせないでね)

そして、嫌みを一言付け加えた。

(あんたが、どこかの女としっぽりやっている隙に、わたしが瑠美子さんを寝取っちゃうぞ)

そんな嫌みは冗談としても、本当のところは夫婦で仲良くやってほしいと由香は願った。
今夜、この家族はパーティ会場で合流するのだろう。
その時に、旦那は表面だけのお似合いの夫婦を演じるのではなく、瑠美子さんをしっかりと見てあげてほしい。
憑き物が落ちたかのようなすっきりした顔。
余計なモノを出し切ってすっきりしたお腹を見てあげてほしい。
輝いた笑顔の瑠美子さんを見て惚れ直してほしい。
由香はそんなことを考えながら瑠美子のマンションを後にした。

♡ ♡ ♡ ♡
その日の夜、由香は夕食後の後片付けをしていた。
食器を洗いながら時計を見た。

(今ごろは、瑠美子たちはパーティの席かしら)

ドレスアップした瑠美子と旦那さん、そして亜美ちゃん。



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