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ママ友の家に招かれて
【同性愛♀ 官能小説】

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平凡な我が家-4

地位のある優秀な旦那と美しい妻。
そして可愛い一人娘。
眩しいような出来すぎの構図である。
パーティという場はこの家族を引き立たせる最高の舞台だろう。
しかし、今日は図らずも瑠美子の置かれた状況や本心を垣間見ることになってしまった。
その舞台裏はけっして穏やかなものではなかった。

振り返ってダイニングテーブルを見ると、夫がいつものように缶チューハイを飲んでいた。
しかし今日はいつもと違いテレビを見ていない。
その代り、なにかカタログのようなものを広げて見ている。

「あなた、なに見ているの?」

「ああ、ちょっとね、オレも頑張っちゃおうかな〜と」

台所仕事を片付けて由香は夫に近寄った。
夫の見ているものはクルマのカタログだった。

娘の楓が何かを察してテーブルに駆け寄ってきた。

「え!シロ売っちゃうの?やだ〜!ダメ!」

夫がまだ何も説明していないのに、子どもの勘は鋭い。

「だって、ほら、由香のママ友の家は外車だっていうしさ。中古のミニバンじゃねぇ」

夫は楓にクルマを買い替える話をした。

「ダメー!!シロは、シロはおウチにいるの!」

楓は泣き出してしまった。
困ったような顔で夫と由香は顔を見合わせた。

「ところがだ」



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