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ママ友の家に招かれて
【同性愛♀ 官能小説】

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幼稚園の朝-1

第1話 幼稚園の朝

ここは郊外の住宅地にある幼稚園である。
朝の幼稚園は、登園してきた母と子どもの笑顔であふれて賑やかである。
主婦の由香も娘の楓を連れて幼稚園の正門前に着いたところだった。
このキリスト教系幼稚園の大きな正門は、荘重で立派なネオルネサンス調である。
その門柱の下で、小さな園児たちの茶色の丸い制帽が揺れている。

由香は夫の転勤に伴いこの地で暮らし始めた。
まだ3か月しか経っていない。
娘の楓にとってもこの幼稚園は新しい環境であった。

「亜美ちゃんだ!」

楓はお友だちを見つけ笑顔で駈け出した。
由香もつられて後を追う。
離れたところにいた亜美ちゃんと呼ばれた女の子も楓に気づき駆け寄ってきた。
二人は何か嬉しそうな声を上げながら抱き合った。
水色の可愛らしい制服を着た小さな子ども同士がハグしている姿は微笑ましい光景である。

亜美ちゃんの母親も娘の後から笑顔で歩いてきた。
由香にとって亜美ちゃんの母親に会うのは初めてだった。

「あら、亜美ちゃんのお母さんですね?おはようございます!いつも楓が仲良くしてもらってます」

亜美ちゃんの母親が着ているカシミアニットの鮮やかなブルーが目を惹く。
緩いウェーブのかかった長い髪の潤いのある光沢が美しい。

「こちらこそ、亜美が良くしてもらっています!楓ちゃんという新しいお友だちが出来たって、喜んでいるんですよ」

顎がすっきりした小顔に笑顔が良く似合う女性である。

小さな亜美ちゃんが屈託のない笑顔で由香を見上げる。
亜美ちゃんもまた、母親と同じように長い髪が特徴のお洒落さんである。


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